東京2020オリンピック競技大会まで500日を切った今春、競技の魅力やアスリートの息づかい輝くプレー数々、アスリート語録をWebマガジンに特別編集。その名も「ROAD TO TOKYO2020~昭和から平成そして令和にバトンをつなぐ東京五…

東京2020オリンピック競技大会まで500日を切った今春、競技の魅力やアスリートの息づかい輝くプレー数々、アスリート語録をWebマガジンに特別編集。その名も「ROAD TO TOKYO2020~昭和から平成そして令和にバトンをつなぐ東京五輪~」。

今回のアスリートは、大迫傑選手。

2020年の東京五輪での金メダル獲得に向け、走り続けるプロランナーの大迫傑。マラソン3度目の挑戦となったシカゴマラソンで、2時間5分50秒の日本新記録マーク。日本人初となる2時間5分台に突入した傑物ランナーが陸上という競技への想い、TOKYO2020への想いを語ってくれた。

写真協力/スタジオアウパ

2020年の東京五輪での金メダル獲得に向け、走り続けるプロランナーの大迫傑。彼の強さのウラにはあまりにも独特すぎる大迫傑流の自分自身との向き合いにあった。

「僕から見た他人は本当の他人じゃない」

2020年の東京五輪での金メダル獲得に向け、走り続けるプロランナーの大迫傑。現在アメリカに拠点を置き、練習に励んでいるが、なぜ大迫はアメリカを選んだのか?さらに大迫の所属する「ナイキ・オレゴン・プロジェクト」とはどんな集団なのか?大迫の挑戦のウラには「背伸び」というキーワードがあった。

「常に背伸びをしないと戦えないチームを選んできた」

東京五輪での金メダル獲得に向け、走り続けるプロランナーの大迫傑。大舞台まで2年を切る中、マラソン日本記録保持者がその思いやこれからの展望を力強く語ってくれた。独特の美学を貫くランナーはここから2020年までどのような走りを魅せてくれるのか。

「2020年はマラソンで狙いたい」

大迫傑が描く陸上への想いは、マラソンに込められた。アメリカを拠点に世界を目指す、大迫流49.195キロの集中力に注目したい。

「ROAD TO TOKYO2020~昭和から平成そして令和にバトンをつなぐ東京五輪~」、独特すぎる感性を表現する大迫傑の人間性やアスリートとしての才能を分析するのは、スポーツアンカー/田中大貴氏だ。取材を通じて田中氏が感じたランナー大迫傑とは?

「記録より勝負。ここまで自分自身と奥深く接しているアスリートは、貴重な存在(田中大貴氏)」

写真協力/スタジオアウパ

東京2020大会は、全55競技(オリンピック33競技・パラリンピック22競技)の開催が予定され、誰もがその雄姿に思いを馳せ、熱狂していくシナリオは揃っている。 体操や競泳、柔道、レスリングなど日本のお家芸だけで なく、追加種目の野球、ソフトボール、空手、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンにも注目だ。

『スポーツブル』が願うことは、ただ一つ。東京から世界へとスポーツを通して感動の瞬間とドラマ、そして選手の内なる声を、より早く、より深く、伝え、見る者の 心を揺さぶる熱狂を届けること。

時代は巡り、昭和から平成へと続く連綿とした色濃い時代が終わり、新しい令和が誕生した。この新時代と共に迎えた東京2020大会。最高の舞台で、満開に耀く歓喜の瞬間を共有したいと願っている。 

取材・文/スポーツブル編集部 写真協力/スタジオアウパ 

【大迫傑profile】大迫傑(おおさこ・すぐる)早稲田大学在学中に出場した箱根駅伝では2回の区間賞を獲得。2015年4月にはアジア人初となるナイキ・オレゴン・プロジェクトに加入。2016年にはリオ五輪5000m・10000mに出場。2017年には初マラソンとなるボストンマラソンに出場するといきなり3位でゴールし、同大会日本男子30年ぶりの表彰台を決めた。そして2018年シカゴマラソン に出場すると、2時間5分50秒の日本新記録で3位。日本期待の長距離ランナー。

2018年12月15日発行「CRAZY ATHLETES magazine vol.14」