序盤からセンター線を中心とした攻撃でリズムをつかみ、セットカウント3-0で慶大からストレート勝ち。リーグ初戦の敗戦以降は4連勝と、徐々に調子を取り戻してきている。◆4・6~5・18 春季関東大学リーグ戦(日体大健志台キャンパス米…

 序盤からセンター線を中心とした攻撃でリズムをつかみ、セットカウント3-0で慶大からストレート勝ち。リーグ初戦の敗戦以降は4連勝と、徐々に調子を取り戻してきている。

4・6~5・18 春季関東大学リーグ戦(日体大健志台キャンパス米本記念体育館他)

4・20 慶大戦(駒沢大学体育館)

明大3{25-19、25―19、25―17}0慶大

<スターティングメンバー>(ローテーション順)

OH(アウトサイドヒッター)鎌田佳朗(法4=東亜学園)、MB安井恒介(政経1=尼崎市立尼崎)、OP池田颯太(営3=松本国際)、OH小松一哉主将(政経4=雄物川)、MB三輪大将(政経2=高川学園)、S上林直澄(法3=東亜学園)、Li鳴尾空海(商2=習志野)、Li瀧田大輔(商3=洛南)

 復調の兆しが見られた。前試合流れに乗り切れない要因の一つとなっていたサーブミス。「サーブの効果が高かった」(小松)と、今試合は池田のフローターサーブや鎌田のジャンプサーブなどで、相手のレセプションを乱すことに成功。「サーブが良いと、ディグで拾って得点につなげられる」(小松)。サーブ後のディグをしっかり拾い連続得点につなげ2セットを連取した。

第3セット序盤は池田のサービスエースなどで7-3とリードする展開だったものの、レセプションの乱れから8-8と同点にされる。それでも、前4試合とは違い「自分たちの雰囲気がつくれていた」(小松)と、タイムアウトを挟んでからは三輪、安井を中心としたセンター線の攻撃で慶大を突き放した。結果セットカウント3-0のストレート勝ちで、リーグ戦4勝目を挙げた。

 これまでの4試合は思うように自分たちのペースでバレーをできていなかったが、今試合はレシーブが機能し優勢で試合を進められた。来週以降の上位チームとの対戦でも「自分たちの流れに持っていくことが大切」(小松)。明日の学芸大戦も、サーブから攻撃につなげる、「明治らしい」のバレーの形をつくっていきたい。

[大西健太]

試合後のコメント

小松

――今試合を振り返っていかがですか。

 「春リーグに入ってからずっと自分たちの雰囲気をこの4試合つくれていなかったので、今日の試合を通して自分たちの雰囲気や、点数を取るためのパターンをつくれたので、自分たちのプレーができたのは良かったことだと思います」

――自分たちの流れに持ち込めた要因は何でしょうか。

 「春リーグが始める前に取り組んでいたサーブが前の4試合では良くなかったですが、今日はサーブの効果も高かったですし、サーブで崩れればブロックやディグからつながる展開が増えてくると思うので、サーブで崩してディグを拾って得点するパターンを強みにしたいです。このパターンをどんどん増やしていくことが大切だと再確認できたと思います」

鎌田

――レセプションを振り返っていかがですか。

 「これまでのリーグ戦の中で1番返らなかったと思うので反省しています。特にオーバーは自分の仕事なのできっちりこなしたいと思います」

上林

――今後もBカットでもセンター線をつかっていかれますか。

 「Bパスですぐにサイドを使うと、相手もわかってしまうので、Bカットでもクイックを使って、少しのズレでもクイックを捨てられないような状況に相手をさせていきたいと思っています」