20日、テニス女子国別対抗戦「フェドカップ」ワールドグループ2部プレーオフ(入れ替え戦)。日本がホームでオランダと対戦し初日は2勝0敗、日本の勝利まであと1勝とした。第1日の対戦結果は以下の通り。第1試合シングルス:試合時間1時間12分〇土…

20日、テニス女子国別対抗戦「フェドカップ」ワールドグループ2部プレーオフ(入れ替え戦)。日本がホームでオランダと対戦し初日は2勝0敗、日本の勝利まであと1勝とした。

第1日の対戦結果は以下の通り。

第1試合シングルス:試合時間1時間12分

〇土居美咲(日本/ミキハウス)6-3、6-4 ●リシェル・ホーヘンカンプ(オランダ)

第2試合シングルス:試合時間54分

〇日比野菜緒(日本/ブラス)6-1、6-2 ●ビビアネ・スクーフス(オランダ)

日本は過去1勝4敗、現在4連敗中の相手オランダに対し最高の滑り出しを見せた。

まず第1試合シングルスを任された世界104位の土居は、世界176位ホーヘンカンプに攻撃的なテニスを展開。第1セット中盤で1ブレークしセットを先取すると、第2セットは一気に4ゲームを連取した。その後、相手ホーヘンカンプがギアを上げて詰め寄ってきたが、結果的にはストレートでの勝利を挙げた。

JTA(日本テニス協会)公式サイトによると、試合前に土居は「スペイン戦ではシングルスで負けてしまってチームに貢献できなかったので、今回は絶対勝ちたい。チームのみんなで勝利を目指して頑張りたい」と話したが、その気持ちが前面に押し出された初戦勝利だった。

続く第2試合シングルス、世界112位の日比野も世界149位スクーフスを圧倒した。第1セット第2ゲームでいきなりブレークに成功すると、その後もう1つブレークを加えてセットを先取。第2セットには3つのブレークを奪い、2試合連続のストレート勝利で第1日を終えた。

これ以上ない良い流れで第2日目を迎える、女子日本代表。ワールドグループ2部残留を目指し、明日もそのプレーに期待したい。

大阪府大阪市・ITC靱テニスセンターで行われている、日本対オランダの試合。第2日は21日11時に開始予定だ。

◇   ◇   ◇

女子日本代表チームは、2019年2月に行われたワールドグループ2部1回戦では、スペインに敗れワールドグループ1部・プレーオフ(入れ替え戦)への進出はならず。

今回ワールドグループ2部のプレーオフで、4月20日にシングルス2試合、21日にシングルス2試合とダブルス1試合が予定されている。先に計3勝したチームが勝利となり、ワールドグループ2部残留を決める。

◆初日の対戦結果と2日目の対戦予定

日本 2-0 オランダ

<第1日>

シングルス:〇土居美咲(日本/ミキハウス)6-3、6-4 ●リシェル・ホーヘンカンプ(オランダ)

シングルス:〇日比野菜緒(日本/ブラス)6-1、6-2 ●ビビアネ・スクーフス(オランダ)

<第2日>

シングルス:土居美咲 対 ビビアネ・スクーフス

シングルス:日比野菜緒 対 リシェル・ホーヘンカンプ

ダブルス:青山修子(日本/近藤乳業)/穂積絵莉(日本/日本住宅ローン株式会社) 対 レスリー・ケルクホーフ(オランダ)/デミ・シヒュース(オランダ)

◆日本代表メンバー

土居美咲(日本/ミキハウス):シングルス104位/ダブルス123位

日比野菜緒(日本/ブラス):シングルス112位/ダブルス78位

奈良くるみ(日本/安藤証券):シングルス169位/ダブルス491位

穂積絵莉(日本/日本住宅ローン株式会社):シングルス327位/ダブルス31位

青山修子(日本/近藤乳業):シングルス562位/ダブルス44位

◆オランダ代表メンバー

ビビアネ・スクーフス(オランダ):シングルス149位/ダブルス141位

リシェル・ホーヘンカンプ(オランダ):シングルス176位/ダブルス--位

レスリー・ケルクホーフ(オランダ):シングルス187位/ダブルス122位

デミ・シヒュース(オランダ):シングルス--位/ダブルス7位

※世界ランキングはすべて4月15日付けのもの。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「フェドカップ」スペイン戦での日比野(左)と土居(右)

(Photo by Atsushi Tomura/Getty Images)