「ロジャーズ・カップ」(WTAプレミア5/カナダ・モントリオール/賞金総額271万4413ドル/ハードコート)の女子シングルス準々決勝で、第2シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)がダリア・カサキナ(ロシア)を6-2 6-…

 「ロジャーズ・カップ」(WTAプレミア5/カナダ・モントリオール/賞金総額271万4413ドル/ハードコート)の女子シングルス準々決勝で、第2シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)がダリア・カサキナ(ロシア)を6-2 6-2を下し、準決勝に駒を進めた。

 ケルバーは対戦後、この試合を通し、先週のスウェーデンで棄権を強いられた左肘の痛みを感じなかったと話した。 「肘の感じはずっとよくなったわ。ここに着いたときには大いに治療を受けていたのだけど、今は試合ごとに感触がよくなっている。もう痛みは感じないわ。最後までこのままであってくれればいいんだけど」  今年、全豪オープンで優勝し、ウィンブルドンでも準優勝したケルバーは、準決勝で第5シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)と対決する。ハレプは、第9シードのスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)を3-6 6-1 6-1で下して勝ち上がった。  そのほかの準々決勝では、第10シードのマディソン・キーズが第16シードのアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)を7-6(3) 1-6 6-0で、予選勝者のクリスティーナ・クコバ(スロバキア)が第15シードのジョハナ・コンタ(イギリス)を6-4 6-3で倒して準決勝に進んだ。  ケルバーとハレプは過去に5度対戦しており、ハレプが最初の3対戦をすべてハードコート上で制している。ケルバーは今年、後半の2対戦に勝っており、最初はフェドカップのクレーコートで、2度目はウィンブルドン準々決勝のグラスコート上での試合だった。ケルバーは左利き、ハレプは右利きである。  「私たちが対戦したすべての試合は、かなりの接戦だった」とケルバー。「それは日によると思うわ。私たちはふたりとも本当にタフな選手で、どちらも動きがいい。準決勝では、彼女とやるときは常にそうであるように、アグレッシブにいき、辛抱強さを持ち、言うまでもなく、彼女を倒そうと努めつつ、私のベストのプレーをしなければならないと思う」。(C)AP