●三河 74 ‐ 75 川崎〇
(三河通算成績 31勝28敗)

チャンピオンシップ (CS)出場が掛かるシーホース三河は、同じ中地区の2位で既にCS出場が決定した川崎ブレイブサンダースと対戦。

試合は僅差の攻防が続き、残り2秒までもつれたが、三河は1点差で敗れた。

CS出場ワイルドカード残り1枠。三河の他に富山、京都等が対象となるが、三河は今日のレギュラーシーズン最終戦を勝つ事が条件となる。

名門チームの71年目、苦しんだシーズンの結末はどうなるのか。

■ シーホース三河 鈴木 貴美一 ヘッドコーチ 試合後コメント

 今日は我々が考えているディフェンスはうまくいったんですけど、途中決めなければならないところで落としたりミスがあったりと、大事な試合というのはこういうことが起こるんですが、精一杯やった結果です。

明日もゲームはあってチャンスはありますので、最後まであきらめないでファンの人が一年間応援してくれた恩返しとして、勝ち星を得るために最後まで全力でがんばります。

■ 川崎ブレイブサンダース 北 卓也ヘッドコーチ 試合後コメント


 リーグの最終節ということで、順位等は決まっていますが「自分たちのバスケットをチャンピオンシップに向けてやりましょう」ということでやりました。

最後の最後まで分からない1点差ゲームでしたけれど勝てたことは嬉しいと思います。

最後ノーマークで3Pシュート打たれましたが、確率の低い所で打たせたところは良かったと思います。

明日もあるのでエキサイティングなゲームをお見せしたいと思います。

・合わせて読みたい→
三河・岡田侑大がプロ転向からの3ヶ月を振り返る Bリーグ注目の大型ルーキー(https://cocokara-next.com/athlete_celeb/yuta-okada-interview/)

1Q 三河22–14川崎


金丸、バッツ エナジー全開の8得点

 スターティング5は、#3ミークス、#5バッツ、#11 熊谷、#14金丸、#30 岡田。

前節に続き粘り強いディフェンスを継続。オフェンスではインサイドを起点に、#5バッツ、#14金丸の連続得点、#30岡田がスティールからファストブレイクで決めて先行する。川崎は#21マクリンのアタック、#33長谷川のファストブレイクで反撃するが、リバウンドで14-6と圧倒して、セカンドチャンスから得点を重ねる。残り1分、ディフェンスリバウンドからの#5バッツが走ってリードを8点に広げる。

2Q 三河32–32川崎 (三河10–18川崎)


川崎の猛追を浴びて振り出しに

 スタートは、#3ミークス、#5バッツ、#9森川、#11熊谷、#30岡田。

#11熊谷がミドルシュートで先制すると、#11熊谷のディフェンスリバウンドから#30岡田が切り込んで得点、リードを12点に広げる。
その後はお互いにシュートが入らない重い展開となるが、#24加藤のスティールから#8村上のファストブレイクが炸裂。#8村上のアシストで#16松井がジャンプシュートを沈めて、アリーナを沸かせる。
しかし再びオフェンスが停滞。川崎#0藤井、#22ファジーカスの猛追を浴びて、32-32の同点に追いつかれる。

3Q 三河52–52川崎 (三河22–22川崎)


拮抗した打ち合いを演じ、同点のまま4Qヘ

 スタートは、#5バッツ、#11熊谷、#14金丸、#30岡田、#32桜木。

川崎#7篠山の連続得点で4点のリードを許すが、#11熊谷が3Pシュートで応戦。#0藤井、#33長谷川の得点で先行されれば、#30岡田がカットインで渡り合う。川崎#0藤井が3Pシュートを決めれば、#11熊谷が3Pシュートを取り返す。終始激しい主導権争いが続き、22-22と互角の勝負を展開。同点のまま最終Qを迎える。

4Q 三河74–75川崎 (三河20–21川崎)


アリーナ一丸で戦うも1点差で惜敗

 スタートは、#3ミークス、#9森川、#30岡田、#32桜木、#46生原。

#32桜木を起点に、#14金丸がマークマンとのズレを作り、一瞬の隙を突いて得点を重ねる。#24加藤、#14金丸が連続で3Pシュートを射抜くと、#5バッツがリバウンドを押し込んで6点のリードを築く。
三河に流れが傾いたかに見えたが、川崎#7篠山に連続3Pシュートを決められ、2分半に3点差に迫られる。#14金丸がエースの意地を見せ、タフなフェイダウェイシュートをねじ込んで、74-69と突き放すも、残り13秒に#7篠山にタフショットをねじ込まれて逆転を許す。
1点ビハインドで迎えた残り2秒、逆転を狙った#24加藤が3Pシュートはわずかにリングに弾かれる。そのリバウンドを川崎#7篠山に制され、三河74–75川崎でタイムアップ。キャプテンの狩俣を怪我で欠き、ミークスが負傷退場するアクシデントがある中、最後まであきらめず、チームとファン・ブースターが共に勝利を目指したが、1点の重みを痛感する試合となった。