現在世界2位のラファエル・ナダル(スペイン)が、今年のマスターズで優勝したゴルファーのタイガー・ウッズに賛辞を贈った。ナダルのゴルフへの熱意はかねてから知られており、自身も一流の腕前を持つとい…
現在世界2位のラファエル・ナダル(スペイン)が、今年のマスターズで優勝したゴルファーのタイガー・ウッズに賛辞を贈った。
ナダルのゴルフへの熱意はかねてから知られており、自身も一流の腕前を持つといわれる。プレーの場をゴルフコースに変えてもナダルは常に全力でプレーするほか、昨年8月の大会では自身の試合直後にコートでウッズの試合の行方をチェックするなど高い関心も見せていた。
ATP(男子プロテニス協会)によると、そのウッズの今年のマスターズ優勝についてナダルは、「(ウッズは)ずっと以前から最もお気に入りのスポーツ選手だったんだ。大ファンだ。近年彼はずっといろいろな苦労をしていたから、優勝は本当に嬉しい」と言及。
ウッズは近年、度重なる手術を経験したほか、離婚や交通事故といったスキャンダルも報じられ、逆風にも見舞われていた。そのなかで今回のマスターズ優勝は14年ぶり、5度目の大会制覇という劇的な結果だった。
ナダルは「ゴルフコースに戻ってくるのにどれだけの苦労と猛練習があったことか。ありとあらゆる大変な困難を彼はかいくぐってきたのだから」と話し、ウッズの復帰を讃えた。
また「去年ウッズに起こった様々な出来事は、僕だけでなくあらゆる人々を励ましてくれるものだ。スポーツに対する情熱、猛練習を続ける自己鍛錬、ゲームが好きでたまらないという思い、それらに関して彼は素晴らしいお手本だ。タイガーはそれらの当然の成果として、自分のあるべき場所に戻ってきたと感じているに違いない」と敬意を示している。
(テニスデイリー編集部)
※写真は「ATP1000 インディアンウェルズ」で会見するナダル
(Photo by Yong Teck Lim/Getty Images)