◆平成31年度関東学生春季ホッケーリーグ戦2部 第1戦◆4月7日 対東海大 早大東伏見キャンパス昨秋の入れ替え戦の悔しさと元主将・中田(30年度卒)の思いを胸に、立大ホッケー部は今春のリーグ初戦に挑む。昨年V弾を放った栗田(文2)が怪我で出…

◆平成31年度関東学生春季ホッケーリーグ戦2部 第1戦◆

4月7日 対東海大 早大東伏見キャンパス

昨秋の入れ替え戦の悔しさと元主将・中田(30年度卒)の思いを胸に、立大ホッケー部は今春のリーグ初戦に挑む。昨年V弾を放った栗田(文2)が怪我で出場できない中、7人の選手がゴールを揺らしその実力をいかんなく発揮した。

暖かい日差しに包まれ、春季リーグが開幕した。試合は序盤から圧倒的立大ペース。開始からわずか3分、FW#7田沢(コ4)のロングシュートが相手の隙間を縫うようにゴールに吸い込まれた。さらに、その直後、FW#12福田(法4)のアシストをMF#8光川(理4)が決めこのQで2点を先取。「田沢と光川、同期が最初に決めることで流れに乗れていたから、本当に頼もしいなって思います」と、その活躍には主将も目を細めた。


ドリブルで相手をかわす森川(済4)

2-0で前半を折り返し迎えた第3Q序盤、FW#14武田(文4)が相手のディフェンスを避け、またもやゴールを割った。さらに終盤では、この試合4回目のPC(ペナルティ・コーナー)のチャンスを獲得する。4度目での失敗は許されないという雰囲気がチームを包む中、静寂を切るようにMF#10坂東(コ3)のストロークを、FB#16森川がゴールに思いっきりねじ込んだ!この日チーム4点目となるゴールに、ヒーローは「フリックからドリブルに切り替えたのが当たって。ただただ、良かったなって」とほっと一息。照れくさそうに、白い歯を見せた。

しかし、第4Q序盤、相手も今まで以上に積極的にゴールを狙い、1点を決められてしまう。それでも、ここで引き下がる立大ではなかった。中盤、FW#20平居(観3)が猛攻を仕掛ける。果敢にゴール前まであがり、シュートを狙っていく。1本目は外してしまうものの2本目、ゴール前でスティックを振り抜くと、ボールは快音を立ててゴールに入った。昨年1ゴールの平居が見せる、執念のゴールだ。シュートを決めた瞬間、平居は思わず、力強くガッツポーズも。さらに、終盤5度目のPCを獲得し、再びチャンスメイク。サークル内に放たれたボールをFW#18添田(コ4)がゴールに押し込んだ。終わってみれば、目標の4-0を大きく上回る計7得点。メンバーの多くが昨年から試合に出場し、試合慣れや試合運びなど他大と比べ一人一人の経験値がある。試合の経験値は中田世代の置き土産であろう。

前主将の意思を継いだ福田は、次の武蔵大戦に向けて「本当に実力が均衡している相手なので、組織で崩せるように頑張ります」と意気込んだ。初戦を快勝で収め、チームは2部優勝そして1部昇格へのポテンシャルを見せた。彼らが1部に昇格する未来はもうすぐだ。


相手のドリブルを阻止しようとする福田

(4月16日 足立圭祐)

◇コメント◇
主将・FW#12福田(法4)
ー終わってみてどうですか
一番感じているのがほっとしているというところです。

ー代替わりしましたが、今年のチームカラーを教えてください
みんながワガママを言う感じです。でも、それも皆が意見を言えるような場でもあるとも言い換えられて。それは皆がノビノビとやってくれているのではないかなと思っています。

ー次戦の相手・武蔵大の印象をお願いします
本当に実力が均衡しているなと思うので、それこそ組織で崩さないといけません。もっとチームの団結力であったり、思いやったパスであったりとか、本当に細かいプレーで変わるので、そこを頑張らないと厳しいかなと思います。

この日の6点目を決めたFW#20平居(観3)
ー初戦を7対1で勝ててどうでしたか
チーム的には、4対0が目標だったのでいい意味で誤算だったかなと思います。ですが、次に向けての反省点としては、失点は確実に守れるようにならないといけないということです。

ー新チームの強みを教えてください
去年は4年生が3人しかいなかったので、去年からみんな試合に出ていて。だから強みは経験があるっていうことです。去年はみんなフルで出ていたので経験もあるし、みんなホッケーが好きだからホッケーもうまいし…。個人と経験がこの結果を呼んだのかなと思います。

ー平居さんの決めたゴールについても教えてください
率直な感情はめちゃめちゃ気持ちよかったっていうのと、気持ちよすぎて言葉にできないです(笑)去年は1点しか取れていなくて、それも変なゴールだったので…。自分で切り開いてゴールできたのはすごく自信になります。

PCからの得点を決めたFB#16森川(済4)
―今の率直な気持ちを教えてください
7点取れたのは良かったけど0で抑えたかったなっていうのが正直な気持ちです。DF陣は“絶対に0で抑える”という目標があったのでそこを達成できなかったのはちょっと悔しいですね。

―ご自身でも得点を決められましたが
最初はフリックを打とうと思ったのですが、その場の雰囲気というか感覚で「1回ドリブルしよう」と思って切り替えて。まあ、それが結果的に得点につながったので、良かったなって感じです。

―武蔵大戦への意気込みを教えてください
多分接戦になるはずなので、1点にこだわって。DFとしては失点をしないこと。セットプレーの時は自分が攻撃側の一員としてもちゃんと点を取れるように、頑張ります!