先週の関東学生リーグ戦(リーグ戦) 第2戦で難敵・明大に敗れた早大。『王座(全日本学生王座決定戦)制覇』を掲げるチームにとって、きょうの第3戦はこれ以上負けることの許されない試合だった。しかし終始リードを許す展開となりリーグ戦2連敗となった。

 きょうの相手は拓大。早大とは実力が拮抗した難敵であり、試合前から厳しい戦いになることが予想されていた。結果は3841ー3899の敗北。前半の50メートルを40点差でリードされると、後半の30メートルではさらにリードを広げられた。竹内寛人主将(スポ4=愛知・東海)が体調不良のため欠場という、予期していない事態も重なった早大に巻き返しを図る力は残っていなかった。


試合中会心の射にガッツポーズを見せる棚田(右)

 前半、両チームを通じて最も高い点数を出したのは棚田歩(スポ3=北海道・帯広三条)だった。327点という高得点を記録し、2位の選手を10点近く引き離した。さらに市川遼治(スポ3=群馬・高崎商大付)も全体3番目タイの314点を記録して、チームを牽引した。しかし相手の拓大は早大の上をいった。早大は誰も棚田と市川に続くスコアを記録できなかったのに対し、拓大は全選手がミスなく高いスコアを積み重ねた。距離が近くなる後半も、引き続き棚田が両チームトップの得点を重ねる。しかし拓大の選手も順調に点数を積み重ねていき、点差を縮めることはできなかった。


チームを前半から牽引した市川

 この試合の反省としては、前日に行われた選考よりも点数を下げる人が多かったことだ。「選考で点数を出せても本番で点数が出せないと意味がない」と4年生からただ一人出場した清水亮太(社4=東京・豊多摩)が振り返ったように、調整力の低さを露呈してしまった試合となった。反面、試合では収穫も見つかった。前試合で点数をいつもよりも落とした棚田の復調である。前日の練習で弓を放つときの姿勢が悪くなっていることについてOBから指摘を受け、フォームを整えて打つように改善を施したのだ。リーグ戦はあと2戦、目標に掲げる『王座制覇』には一つの負けも許されない状況となった。チーム一丸となって、巻き返しを図っていきたい。

(記事、写真 大島悠希)

結果

●早大3841―3899拓大

コメント

清水亮太(社4=東京・豊多摩)

――きょうの試合を振り返って

天気はそれほど悪くなくて、チームとしても力をそれなりに出せたと思うのですが、結果は力及ばず負けてしまい、大変残念な試合になりました。

――竹内主将が不在の理由と、その影響についてお願いします

竹内に関しては、きょう体調不良。きのうから、あまり体調が良くなかったのですが、それが悪化した感じです。それで、代わりに北が出場しました。竹内がいないというのは、大変チームとしても厳しいものがあるのですが、代わりに北が頑張ってくれましたので、完全に補うことはできなかったですが、それなりに頑張ってくれたと思います。

――チーム全体としての課題は

きのうの選考よりも点数が下がってしまう人が多いというのが課題で、選考で点数を出せても本番で点数を出せないと意味がないので、本番にいかに自分の力を発揮できるのか、調整などがこれからの課題になってくると思います。

――これからのリーグ戦に向けての意気込みをお願いします

2連敗ということになりましたが、まだチャンスは全然あると思うので、来週・再来週とチームとして頑張っていこうと思います。

――次戦に向けての意気込みを個人、さらにはチームとしてお願いします

個人としては3試合連続で出場しているので、次戦も出場して活躍したいと思います。
チームとしては上手く調整して本来の実力を出せば勝てると思うので、引き続き頑張っていこうと思います。

棚田歩(スポ3=北海道・帯広三条)

――きょうのご自身のの出来を振り返って

自分としては先週の第2戦で結構点数を落として、そのあとも調子が上がらずにきていました。きのうの練習で少しアドバイスを頂いて、それをやることを決めて試合に臨んだらいつもの自分の点数を出せたので、自分個人としてはそこそこ良かったです。

――どのようなアドバイスをいただいたのですか

今春卒業された野村(平31スポ卒)さんというナショナルチームの方です。押し手の側が突っ込んで前かがみになって姿勢が良くなく、押し引きのバランスが崩れていたのですが、そこを整えて打つようにしたら良くなりました。

――きょうの相手の拓大はどのような相手でしたか

もともと点数を出してくるのは分かっていたので、自分達の中では手強い相手だと思っていました。

――次戦に向けての意気込みを教えてください

少し追い込まれている状況ではあるのですが、まだまだやれると信じているので、あと2戦を皆で全力で戦っていきたいと思います。