写真:Tリーグ看板/撮影:ラリーズ編集部15日、Tリーグは「ノジマTリーグ・2018-2019シーズン」での出場選手規定違反に対する制裁内容を発表した。琉球アスティーダ2018年12月25日の「琉球アスティーダvs木下マイスター東京」、及び…

写真:Tリーグ看板/撮影:ラリーズ編集部

15日、Tリーグは「ノジマTリーグ・2018-2019シーズン」での出場選手規定違反に対する制裁内容を発表した。

琉球アスティーダ

2018年12月25日の「琉球アスティーダvs木下マイスター東京」、及び、2019年2月18日の「木下マイスター東京vs琉球アスティーダ」にて、「1チームマッチにおいて、各Tリーグチームが出場させることができるAランク選手の人数は2名まで」と規定されているところに対し、Aランク選手3名が出場した。

制裁内容
勝点6点減点

日本ペイントマレッツ

2019年2月23日「トップおとめピンポンズ名古屋vs日本ペイントマレッツ」にて、「1チームマッチにおいて、各Tリーグチームが出場させることができるAランク選手の人数は2名まで」と規定されているところに対し、Aランク選手3名が出場した。

制裁内容
勝点3点減点

制裁内容の詳細、再発防止策に関して

Tリーグは、出場選手規定違反を受け、Tリーグ規約第101条に基づき裁定委員会(弁護士2名、元大学卓球部監督による3名により構成)を設置。4月4日に行われた裁定委員会からの答申を受け、制裁を決定した。

制裁内容
裁定委員会報告書ならびにチェアマンの決定により、下記制裁を科す。
出場選手規程違反1試合あたり勝点3減点。
琉球アスティーダ、2試合分の合計勝点6点減点。
日本ペイントマレッツ、1試合分の勝点3点減点。

制裁内容の理由
Tリーグ出場選手規程第4条第2項は、「世界一の卓球リーグを実現する」というTリーグの理念の下、質の高い試合の提供を可及的に確保するために設けられているものであり、Tリーグの根幹をなす規定である。
一方で、Tリーグ選手規程では、ワールドツアーへの参加も重要である卓球選手の事情も考慮し、上記の規定を満たすことが困難である場合には、事前にリーグに書面による説明をすることにより制裁の適用を免れる手段を用意しているところであるが(Tリーグ出場選手規程第6条5項、同条第4項ただし書)、同条項に基づく事前の説明を怠った事実も存在する。
以上を勘案し、前項記載の制裁を科すことが相当であると思料する。

再発防止に向けた対策
(1) メンバー表・オーダー表の提出時にて、Tランクを追記するよう書式を変更する。
(2) Tリーグ出場選手規定 第2条 (選手の区分)、第4条 (チームマッチ出場選手要件)規定の妥当性を検討し、変更の要否を検討。

なお、本制裁によるレギュラーシーズン順位の変動はない。

文:ラリーズ編集部