10大学が3日間にわたり、頂点を目指して戦い抜く京王電鉄杯も最終日を迎えた。早大はBブロックを2位で通過し、Aブロック2位の専大との対戦に挑んだ。中盤まで一進一退の攻防を見せたが、「きつい時に一歩踏ん張れるかが勝敗を分けた」(G香川泰斗、人4=大分舞鶴)。点差を離されかけた時の粘りが足りず敗戦。4位という最終順位で今大会を終えた。

 留学生を擁する専大に対し、明らかにサイズで劣る早大であったが、インサイドではダブルチームでボールマンをマークし激しいディフェンスを展開する。第1Q、G柳川幹也(スポ3=京都・洛南)が得意とするスリーポイントを沈め得点。しかし、他の選手のアウトサイドシュートはなかなかリングを射抜くことができず、14-16で第1Qを終える。「サイズが小さいので平面で戦わなくてはいけないのに、相手に走られてしまった」(柳川)というように、弱点を強みに変えることができないままゲームが進んでいく。

この日はスリーだけでなく多彩な攻撃を見せた柳川

 10点ビハインドで後半が始まった。「スリーだけじゃなくて、リングアタックで点を取ることもできた」(柳川)と、シューター柳川が果敢なドライブインを披露する。第3Q終盤、点差を一桁台にして最終Qへと挑みたい場面だったが、スリーポイントの打ち合いを制することができない。ディフェンスのローテーションのミスを専大は見逃さず、すかさずスリーポイントを沈められる。44-58で迎えた第4Q、香川のスリーポイント、レイアップでの連続得点に盛り上がりを見せる早大ベンチ。しかし専大の速攻に対応できず、マークが遅れた隙を突かれ失点が続く。反撃の狼煙(のろし)を上げることができないまま、64-80でタイムアップ。


レイアップをしっかりと決め得点を重ねた香川

 ケガや体調不良で主力選手を欠きながらの戦いが続いた京王電鉄杯。苦しい5試合だったが、人数が少ないなりの戦い方を身につけ、ベンチメンバーも試合経験を積むことができた。次に控える大会は4月末から始まる関東大学選手権(トーナメント)。ついに本格的に大学バスケのシーズンが開幕となる。「きつい時にどうチームの中からも外からも頑張ろうという声掛けができるか、そこが練習でさらに突き詰めたいところです」(香川)。2年連続で苦杯を嘗めているトーナメントで一つでも多くの勝ち星をつかむために、日々の練習を大切にし、ベストな状態で開幕戦に臨む。

(記事 小林理沙子、写真 工藤竜輔)

第35回京王電鉄杯 4月13日(vs専大)
  1Q2Q3Q4Q合計
早大1412182064
専大1620242080
◇早大スターティングメンバー◇
G#12 神田誠仁(社1=静岡・浜松開誠館)
G#14 柳川幹也(スポ3=京都・洛南)
F#17 高阪俊輔(社4=東京・早実)
G#27 土家大輝(スポ1=福岡大大濠)
C#41 小室悠太郎(社3=石川・北陸学院)
コメント

G香川泰斗(人4=大分舞鶴)

――サイズで勝っている専修大学に対してどう戦おうと考えていましたか

まず高さでは勝てないので、小室(悠太郎、社3=石川・北陸学院)を中心に相手を外に押し出すのはもちろんですけど、リバウンドを取るためにはまずはディフェンスのローテーションをやらないとリバウンドまで行きつかないのでそこをしっかりやって、一人一人自分の相手に対してボックスアウトしようと思っていました。

――実際の試合でそれはできましたか

どうしても速攻の場面で相手の速さに対してマークマンをバラすのがうまくいかなくて、そのままリバウンドまでいかれるというケースが多くてそこは今後の課題かなと思いました。

――きょうの勝敗を分けた部分は

きつい時にミスが出たり、きつい時に連続得点をされてしまって、そういったところは練習から突き詰めないといけないところではあるんですけど。きついのはみんな一緒なので、そこで一歩踏ん張れるかが勝敗を分けたなと思います。僕らが小さい分、やるしかないです。

――カットインなども目立ちましたが、ご自身のプレーを振り返っていかがですか

そこは目立っただけで、ディフェンスの部分では僕がローテーションで遅れちゃってそのままスリーポイントを打たれたり、ディフェンスの部分では遅れる場面が多くて迷惑をかけてしまったのでそこは今後やっていきたいところです。

――ここから関東大学選手権(トーナメント)までどのように練習に取り組んでいきたいですか

きょうや昨日の練習試合でもあったきつい時というのがトーナメントや、長い目で見るとリーグ戦までつながってくると思うので試合が続いていくなかできつい時にどうチームの中からも外からも頑張ろうという声掛けができるか、そこが練習でさらに突き詰めたいところです。

――トーナメントの意気込みをお願いします

一つでも多く勝つ。そのためにチーム一丸で。

G柳川幹也(スポ3=京都・洛南)

――サイズで勝っている専修大学に対してどう試合に臨もうと考えていましたか

インサイドは相手の方が絶対有利なので、ダブルチームに行ってそこからローテションをしっかりして抑えようという話をしていたんですけど、それを40分徹底できなくて結果リバウンド取られてしまって負けてしまったのでそこはトーナメントまでに改善の余地があるなと思いました。

――試合を振り返って

インサイドで有利に立たれたときに、サイズが小さいので平面で戦わなくてはいけないのに相手に走られてしまったり、平面で負けてしまっていたので、そこが負けてしまったところです。

――ご自身のプレーを振り返って

褒められるプレーはなかったんですけど、今いるメンバーで自分の仕事は全うできたと思いますし、スリーだけじゃなくてリングアタックで点を取ることもできたので、そこは収穫かなと思います。

――関東大学選手権(トーナメント)への意気込みをお願いします

まだケガ人も多くメンバーがそろってない中で、いろんなゲームを経験できているので、来週からケガ人も戻ってきて、ベストなチームで練習試合も重ねると思うので、しっかり1試合1試合いい戦いをして、トーナメントで結果を残せるように日々の練習から頑張って行きたいと思っています。