2019年FIAアジア・パシフィックラリー選手権のシリーズ初戦となるオタゴラリーが4月13−14日、ニュージーランドで開催された。

大胆に選手権方式を変更したFIAアジア−パシフィックラリー選手権(APRC)。パシフィック、アジア、いずれか2戦に参戦すればタイトル決戦のファイナル(中国)に進出できる一方で、規定の詳細確定が3月までずれ込んだことから、パシフィックとアジアをクロスで参戦することも検討していたコンペティターには少なからずの衝撃を与えている。また、シリーズの統括的な連携役を務めてきたシリーズコーディネーターとの契約更新を見送り、今後は各イベント単位に関連情報の発信を委ねるという。この方法がスムーズに進むのか、ファイナル進出権取得にエリア限定で2戦という条件が各戦の参戦台数にどのような影響を与えるのか。不安と混乱も否めない中で、ラリーは開幕を迎えた。

オタゴラリーにはニュージーランドラリー選手権の開幕戦が併催されたが、APRC部門へのエントリーはヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20 AP4)、アンドリュー・ホークスウッド、息子であるジャック・ホークスウッド(いずれもマツダ2 AP4)の3台に留まった。パッドンは、長年の相棒であるジョン・ケナードと組んでの参戦。設定された全15SS中、14本を制する圧倒的な強さで、国内選手権トップのベン・ハント(スバルWRX)に7分以上の大差をつけての圧勝を飾った(パッドンは国内選手権のポイント対象外)。5月4−5日に同じくニュージーランドで開催されるラリーオブファンガレイにも参戦を予定しているパッドンは、10月末に開催される中国でのファイナル進出を視野に入れている。

なお、併催のインターナショナル・オタゴクラシックラリーには、マッズ・オストベルグが、ローゼンダール・ラリーチームからフォード・エスコートRS1800で参戦し、優勝を飾っている。





APRC開幕戦オタゴラリー 最終結果
1. H.パッドン/J.ケナード(ヒュンダイi20 AP4) 2:25:54.3
2. A.ホークスウッド/J.クレス(マツダ2 AP4) +15:25.6
3. J.ホークスウッド/A.パーキン(マツダ2 AP4) +33:59.8