2019年全日本ラリー選手権第3戦「Sammyツール・ド・九州2019 in 唐津」は、4月13日(土曜日)に8カ所のスペシャルステージを走行し、奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションX)が、勝田範彦/石田裕一(スバルWRX S…

2019年全日本ラリー選手権第3戦「Sammyツール・ド・九州2019 in 唐津」は、4月13日(土曜日)に8カ所のスペシャルステージを走行し、奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションX)が、勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)に23.2秒差をつけて、初日トップに立った。

奴田原は、オープニングステージでベストタイムを刻むと、この日行われた全てのSSでベストタイムを記録し、2位以下に大差をつけてみせた。「たまにはこういうことがあってもいいですよね。おそらくライバル達は、タイヤに問題があったり、足回りのセッティングが上手くいっていないなか、僕らは何事もなく普通に走れたのが良かったのだと思います。正直、20秒以上のアドバンテージは自分でも驚きました。日頃の行いが良かったからかな(笑)」と、満面の笑みで語った。

一方、唐津を得意にしていながら、昨年に続き、奴田原の先行を許してしまった勝田は「頑張ったけど、奴田原選手がとにかく速かったですね。本当に安定していたので、追いつけませんでした。午後は少しセッティングを攻めすぎてしまったかな……。明日、出直します」と、挽回を誓う。





30.1秒差の3番手は「2位までのタイム差はそんなにないですし、なぜ速く走れなかったかは分かっています。今日の最終サービスでなんとかできるかですね」と、語った新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)。36.1秒差の4番手には新城をスキップし、2戦ぶりの全日本参戦となった鎌田卓麻/鈴木裕(スバルWRX STI)が続く。

JN2クラスは眞貝知志/安藤裕一(TGR Vitz GRMN Rally)、JN3クラスは山口清司/竹原静香(トヨタ86)がそれぞれトップで初日を終えている。

全日本ラリー選手権第3戦 SS8終了時点結果
1. 奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションX) 37:38.9
2. 勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI) +23.2
3. 新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI) +30.1
8. 山口清司/竹原静香(トヨタ86) +1:53.4
10. 高橋悟志/加藤昭文(スズキ・スイフト) +2:07.0
11. 天野智之/井上裕紀子(トヨタ・ヴィッツ) +2:16.5
12. 眞貝知志/安藤裕一(トヨタ・ヴィッツGRMN) +2:25.5
17. 大倉聡/豊田耕司(トヨタ・ヴィッツCVT) +2:52.4