錦織圭(日本/日清食品)の今年のクレーコートシーズンが、いよいよ14日開幕の「ATP1000 モンテカルロ」(モナコ・モンテカルロ/4月14~21日/クレーコート)からスタートする。錦織にとって昨年は、右手首の怪我からの復活をかけた一年だっ…

錦織圭(日本/日清食品)の今年のクレーコートシーズンが、いよいよ14日開幕の「ATP1000 モンテカルロ」(モナコ・モンテカルロ/4月14~21日/クレーコート)からスタートする。

錦織にとって昨年は、右手首の怪我からの復活をかけた一年だった。その中で復活を遂げるキッカケになったのがこのクレーコートシーズンでの活躍だ。

特に錦織にとってクレーコートシーズン開幕戦となった「ATP1000 モンテカルロ」では、当時世界3位のマリン・チリッチ(クロアチア)と当時世界4位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を破って、自身4度目となるマスターズ1000での準優勝を飾った。これにより当時36位まで落ちていた世界ランキングも、22位まで上げている。

その後、「ATP1000 ローマ」ではベスト8へ、そしてグランドスラム復帰戦となった「全仏オープン」ではベスト16へ進出。錦織はこの昨年のクレーコートシーズンでは単純合計で970ポイント獲得しており、今年はこれを上回れるか注目だ。

一方、錦織の今シーズンここまでの成績は1月に「ATP250 ブリスベン」で優勝、「全豪オープン」でベスト8と好スタートを切ったものの、2月以降は4大会で5勝4敗。その9試合のうち6試合がフルセットで2勝4敗と、勝ち切れない状況が続き苦戦している。

それでもクレーコートシーズンについては「全く異なる新しいシーズンだ。2週間良い練習をしたい」と「ATP1000 マイアミ」後には話しており、心機一転して再び調子を上向きにすることが期待される。

【錦織の2018年クレーコートシーズンの成績】

「ATP1000 モンテカルロ」 準優勝 600ポイント

「ATP500 バルセロナ」 2回戦(初戦) 0ポイント

「ATP1000 マドリード」 1回戦 10ポイント

「ATP1000 ローマ」 ベスト8 180ポイント

「全仏オープン」 ベスト16 180ポイント

(テニスデイリー編集部)

※写真は2018年「ATP1000 モンテカルロ」での錦織

(Photo by Julian Finney/Getty Images)