現地4月9日、イギリス・サンダーランドで行われているITF(国際テニス連盟)の大会で、テニス史上最大ともいえる逆転劇が起きたことをBBCが伝えている。その逆転劇が起きたのは女子シングルス1回戦…

現地4月9日、イギリス・サンダーランドで行われているITF(国際テニス連盟)の大会で、テニス史上最大ともいえる逆転劇が起きたことをBBCが伝えている。

その逆転劇が起きたのは女子シングルス1回戦、世界479位Tara Moore(イギリス)と世界201位のジェシカ・ポンシェ(フランス)の試合だ。

BBCによるとこの試合で、Mooreは第1セットを0‐6のいわゆるベーグルで落とすと、第2セットもゲームカウント0‐5、ポイント30‐40のマッチポイントを握られるという絶体絶命の状況に陥る。

しかしこのマッチポイントをしのぐと、怒涛の追い上げでこのセットを7‐6(7)で奪い、さらに第3セットも6‐3で取って大逆転勝利を収めた。

Mooreはその後自身のTwitterで、マッチポイントをセーブした場面のGIF動画の投稿をリツイートしている。そのGIF動画によると、マッチポイントをセーブしたポイントは、ネットをかすめたボールがぎりぎりラインに乗ってのウィナーだったというから驚きだ。

Mooreは26歳で現在479位ではあるものの、2017年5月にキャリアハイ145位を記録しており、「ウィンブルドン」でも2回戦に進出した経験を持つ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2018年ノッティンガムでのTara Moore

(Photo by James Williamson - AMA/Getty Images)