専修大との試合で1部所属チームの手強さを突きつけられた慶大。1試合目からわずか3時間後にダブルヘッダーで行われた青学大との一戦。専修大との試合の疲れも残る中で課題を修正し1部の強豪校である青学大相手に善戦を見せることはできたのだろうか。

2019/4/6(土)@エスフォルタアリーナ八王子
第35回京王電鉄杯vs青学大
 1Q2Q3Q4Q合計
慶大148141147
青学大1818192580
◆慶大スターティングメンバ―◆
 #4 山﨑純 (総4・土浦日大)
 #5 髙田淳貴(環4・城東)
 #6 工藤翔平(政4・慶應)
 #8 甲谷勇平(環3・東山)
 #14 人見快(法2・慶應志木)

第1Q、お互い激しいディフェンスを見せ試合開始からどちらも得点を重ねられない時間が続く。試合開始1分30秒で髙田が切り込みレイアップでバスケットカウントを獲得し慶大が先制。その後は山﨑・工藤・髙田の4年生3人の息のあったパスワークから髙田が3ポイントを決め、ディフェンスでは山﨑が相手のシュートをブロックするなど格上相手に健闘。14―18で第2Qへ。


慶大らしさを体現した工藤

第2Q開始早々から青学大の相原アレクサンダー学にジャンプショット・3ポイントと連続得点を決められてしまう。髙田が3ポイントを重ね、工藤や人見を中心にディフェンスで奮闘するものの、相手の勢いを止めることはできなかった。インサイドを中心に得点を許し、点差を14に広げ22―36で前半を終える。


髙田は得点力で貢献

第3Qは慶大が得点のチャンスを逃す中、高さとフィジカルを揃えた青学大にインサイドでの連続得点を許してしまう。なんとしても点差を詰めたい慶大は練習を重ねてきたディフェンスからリズムを作り、果敢にゴールに向かう。甲谷が山﨑のアシストを受けジャンプショットを決めると慶大の反撃が始まる。山﨑がフリースローを獲得すると、工藤がオフェンスリバウンドのでも奮闘。その後相手のターンオーバーから工藤がバスケットカウントを決め、一時6点差まで詰め寄るものの3ポイントを重ねられ36―55で最終Qへ。


落ち着きのあるプレーを見せた山﨑

髙田のミドルからのジャンプショットでスタートした最終Q。猛追を狙うものの2試合目の疲れが出たのだろうか、青学大の小川俊哉を中心とした技術力の高い攻撃を防ぐことができず点差を広げられてしまう。工藤のインサイドやディフェンスでの活躍や、人見のアシストを受けた髙田の得点など諦めの姿勢を見せない慶大。人見がフリースローを獲得するなど最後まで粘りを見せたが47―80でこの試合を終えた。

1部の強豪校相手に厳しい現実を突きつけられる結果となった慶大。しかし初戦の専修大との40分間から少しずつ課題を克服し、ディフェンスでのリズムを掴み始めている印象を受けた。合流した1年生の前で泥臭いルーズボールなどの「慶大らしさを体現できた」と工藤も最上級生の落ち着きを持って語っていた。まだまだ課題はあるかもしれないが、目指す形を明確にして試合の度に良い方向へと向かっていく慶大の白星は手の届く場所で待っているはずだ。

(記事:船田千紗・写真:柴田航太郎)

工藤翔平(政4・慶應)

−2試合を振り返って

2試合とも1部の格上の相手だったのですが、今自分はディフェンスの部分でピックを練習しているのでそこを意識していました。センターのディフェンスやリバウンドもそうなのですが、ここで通用すれば早慶戦でも通用すると思うのでそこを意識しました

−インサイドでオフェンスリバウンドなど積極的にプレーしていたが

岩片が怪我をしてしまって試合に出られない状態なので意識していました。そのなかで得点が純と淳貴に限られている部分があるので、もう少し得点にも絡んでいきたいです

−そのほかに課題は見つかったか

ピックのディフェンスの部分で、前に出すぎてしまったり、戻るのが遅れてしまったり、センターのディフェンスも前に入れなかったりしたので、そういった部分は改善する余地があると思います。そこを明日の試合で試していきたいです

−1年生もチームに合流したが

本当に総力戦になると思っていて、早ければ春のトーナメントから試合に出る人もいると思うので、最上級生としての自覚も湧いてきました。慶應のバスケがどういったものなのか伝えることが大事だと思っているので、今日ルーズボールだったりリバウンドだったりは1年生の前で体現できたと思っています

−明日に向けて

本当に早慶戦前の良い機会だと思うので、まずは自分の課題をしっかりと詰めていくことと、チーム全体としていい流れを持てるように頑張ってきたいです