スティーブ・カーの熱い挨拶「ご家族に御礼を」

4月7日、47年間ウォリアーズを支え続けた本拠地の歴史にピリオドが打たれた。

オラクル・アリーナで開催されるレギュラーシーズン最後の試合が行われ、ウォリアーズはクリッパーズに131-104で勝利。試合後には47年の歴史を称える記念バナーが会場内に掲げられた。

この日のウォリアーズは、2006-07シーズンに着用された『We Believe』ジャージーの復刻版を着用。同シーズンにレギュラーシーズン8位でプレーオフに進出したウォリアーズは、優勝候補のマーベリックスをファーストラウンドで破る大アップセットをやってのけ、7戦でのシリーズになってから、第8シードのチームが第1シードを下す初めてのケースとなった。

試合後に観客への挨拶のためにマイクを握ったヘッドコーチのスティーブ・カーは、12年前のマブスとのシリーズを振り返り、NBA史に残る『下克上』を決めた第6戦の雰囲気を「私が体感した中でも、『We Believe』シーズンでの第6戦が、この会場で最も歓声が大きかった試合だった。あんな歓声は、それまで一度も聞いたことがないレベルだった」と語り、オークランドのファンを称えた。

ウォリアーズファンに向けたスピーチの内容は、以下の通り。

「この会場への気持ち、ウォリアーズファンへの思いを言葉に表すのは難しい。47年もの間、良い時も悪い時も、ウォリアーズファンは我々のそばにいてくれた。率直に言えば、その大半が良くない時期だったと思う。ただ、今は良い時期を送れている。これだけは言える。私がこの会場に初めて足を踏み入れたのは、ルーキーイヤーの1988年だった。雰囲気、熱気、フィーリングは会場の外にも伝わるほどだった。この会場には、選手として15年、その後は解説者としても足を踏み入れたが、私が体感した中でも、『We Believe』シーズンでの第6戦が、この会場で最も歓声が大きかった試合だった。あんな歓声は、それまで一度も聞いたことがないレベルだった」

「そして今、コーチとしてこの会場に足を踏み入れ、ファンの皆さんが生み出すエネルギー、会場が作り出す力を感じられるのは、特権だと思っている。私から皆さんにお伝えしたいのは、感謝の気持ちだ。素晴らしい仕事をしてくれている会場のスタッフに、心から御礼を言いたい」

「今、考えているのは、今日の会場に集まった皆さんが何世代に渡ってウォリアーズを応援しているのかということを。最近チームのファンになってくれた人たち、長い間ウォリアーズを応援してくれている人たち、家に帰ったら皆さんをウォリアーズファンにしてくれたご家族に、どうか御礼を伝えてください」

ウォリアーズは、この日の勝利で西カンファレンス1位を確定させた。本当の意味で有終の美を飾るには、オークランドのファンの前でスリーピート(3連覇)を達成するしかない。ファンのため、オラクルのため、ウォリアーズは今後2カ月に及ぶポストシーズンの戦いに挑む。