初の地区優勝が掛かる新潟アルビレックスBBは、経験豊富なベテラン・五十嵐圭、柏木真介が持ち味を発揮。同地区のシーホース三河を圧倒し、優勝マジックを3とした。 チャンピオンシップ(CS)進出に向けて2連敗は許されない三河だったが、新潟のタフ…

 初の地区優勝が掛かる新潟アルビレックスBBは、経験豊富なベテラン・五十嵐圭、柏木真介が持ち味を発揮。同地区のシーホース三河を圧倒し、優勝マジックを3とした。

 チャンピオンシップ(CS)進出に向けて2連敗は許されない三河だったが、新潟のタフなディフェンスに攻め手を奪われ、最後まで劣勢を立て直せないまま17点差で大敗した。

 三河はワイルドカード争いで現在3位。ワイルドカード2位を争っている対象となる京都、富山、名古屋、渋谷などの成績次第だが、残り5試合は背水の陣となった。

 Bリーグの前身のNBL、その前のJBLのアイシン時代の2006-07シーズンから12年連続でプレーオフ、及び現在のCSに出場を続けてきた今シーズン71年目の名門チーム。2006-07シーズン以来、優勝4回、準優勝3回、ベスト4以上の常連チームがシーズンで敗退してしまうのか…。

※三河は上記優勝4回の他に、2010-11シーズンはリーグ1位だが、震災のためプレーオフが中止。

■ シーホース三河 鈴木 貴美一 ヘッドコーチ 試合後コメント

 

 昨日よりも少しはディフェンスがうまくいったんですが点がとれなく、それに対して新潟 #7五十嵐選手がいい形で得意の3ポイントを決めて、勝負どころでベテランの味を#3柏木選手と#7五十嵐選手に出されて、まだ経験のない若い選手が勝負所でいじられたというところだと思います。新潟さんは、柏木選手が一人入ったというのが去年との違いですが、チームとして強くなったと思います。ここまで続けて勝利しているということはチームとして力が付いた事だと思うし、素直に我々は新潟さんが強かったことを認めたいと思います。

 できること、できないことをしっかり反省して、次の試合、それから残りの試合をしっかりできるように頑張ります。

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1Q 新潟22–14三河

金丸、バッツが封じられ、重い立ち上がりに

スターティング5は、#3ミークス、#5バッツ、#11 熊谷、#14金丸、#30岡田。

#3ミークスのミドルシュートで先制、#11熊谷がフェイクで新潟#7五十嵐を外してミドルジャンパーを決めるが、その後は得点を伸ばせず重い出足となる。それでも新潟#34ハミルトンのアタック、#54ガードナーのファストブレイクを止めるなどディフェンスで粘って、#3ミークスのミドルシュート、#30岡田のドライブで対抗するが、新潟#7五十嵐にこの10分で10得点を献上し、残り1分半に20-10のダブルスコアをつけられる。
#32桜木をコートに送ってチームを落ち着かせ、#32桜木のポストアップ、#30岡田のファストブレイクで点差を詰めるも、終了間際にミスからファストブレイクを許して再び新潟に勢いを与えてしまう。

2Q 新潟39–34三河 (新潟17–20三河)

桜木が攻撃を牽引し、5点ビハインドで後半へ

スタートは、#5バッツ、#9森川、#11熊谷、#30岡田、#32桜木。

#9森川が3Pシュートで新潟の流れを断ち切ると、#3ミークスのポストアップ、#32桜木の連続得点で追撃。#30岡田のミドルシュートで27-25と2点差に迫り、残り4分半に#32桜木のポストアップで新潟をとらえる。
新潟は#34ハミルトン、#54ガードナーの得点で再び前に出るが、#32桜木のフリースロー、ファストブレイクから#3ミークスが叩き込んで再び1点差に迫る。互いに主導権を奪い合う中、新潟#7五十嵐に連続で3Pシュートを浴びるが、#9森川のドライブで5点差に食らいついて前半を終えた。

3Q 新潟61–45三河 (新潟22–11三河)

新潟の堅守に得点伸びず、最大20点差を背負う

スタートは、#3ミークス、#5バッツ、#11 熊谷、#14金丸、#30岡田。

前半終盤の勢いで反撃に転じたい三河だったが、新潟#54ガードナー、#7五十嵐の得点で、開始2分でリードを二桁に広げられてしまう。
インサイドアウトから#11熊谷がミドルシュート、前半シュート0に封じられていた#14金丸が3Pシュート、ファストブレイクから#3ミークスがフリースローを沈めて応戦するが、新潟のタイトなディフェンスに苦戦して流れを変えられない。外国籍選手のインサイド、#3柏木の3Pシュートで畳み掛けられ、2分を残して20点差と大きく引き離される。#3ミークス、#32桜木のポストプレーで食い下がって、16点ビハインドで最後の10分を迎えた。

4Q 新潟79–62三河 (新潟18–17三河)

ビハインドをはね返せず2連敗

スタートは、#3ミークス、#4狩俣、#14金丸、#30岡田、#32桜木。

#4狩俣、#30岡田の3Pシュートで返上するが、強度の高いディフェンスを継続する新潟に後が続かず、#54ガードナー、#34ハミルトンの得点で、開始4分半に再び20点差を築かれる。#32桜木が連続得点、#9森川、#11熊谷が最後までリングに向かい意地を見せるが、最後までリズムを立て直せず。ワイルドカード2位争いから後退する痛恨の連敗となった。