「子どもが成長するために必要なのは練習よりも試合」上鷺ノ宮少年サッカークラブが\"あすなろリーグ\"をはじめた理由http://www.sakaiku.jp/series/grassroots/2016/012151.html日本サッカー協…

「子どもが成長するために必要なのは練習よりも試合」上鷺ノ宮少年サッカークラブが\"あすなろリーグ\"をはじめた理由
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日本サッカー協会のグラスルーツ推進部、松田薫二部長があなたの街のサッカーチームを訪問し、少年サッカーの課題解決に努めていく当連載。前回は上鷺ノ宮少年サッカークラブ(KFC)が“すべての選手が試合に出場するため”に立ち上げた『あすなろリーグ』の全容や、西村栄次郎監督の考え方をお伝えしました。今回は、あすなろリーグに出場した選手たちに、実際どのような変化が起きたのか。その効果に迫っていきます。(取材・文 大塚一樹)


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■やっぱり試合は楽しい!責任をもってプレーできるようになった

あすなろリーグが始まって、KFCや近隣地域のクラブの子どもたちには大きな変化が起きたと言います。

「ほら、あの子はあすなろリーグに出るようになってプレーが全然変わりました。プレーの重さというか、責任を持ってプレーするようになった。子どもが成長するために必要なのは練習よりも試合なんですよ。いまAとBがやっていますけど、Bチームも『Aチームの調整相手』ではなくて、あすなろリーグを戦うための練習という意識でやっていますから。AにもBにも相乗効果があります」

西村さんが選手を指さしながら解説を始めると、松田さんも身を乗り出すようにして子どもたちのプレーを見つめます。

「自信ですよね。試合で学べることがそれだけプレーに大きな影響を与えるってことですよね」

松田さんの言葉を受けて西村さんが笑顔でこんなエピソードを紹介してくれました。

「あすなろリーグをやる前も練習試合を含めればみんな試合に出ることはできていたんです。でもあすなろという目標ができて、みんな『サッカーが好きになった』って言うんです。『あれ?ちょっと待って、おまえサッカー嫌いだったの?』って選手に聞いたら、『そう』って笑ってました(笑)」

人生はサッカーだけじゃない、勉強もその他の活動も大歓迎というKFCですが、今年の6年生は、進学や塾通いを理由にした“早めの引退”がほとんどなかったと言います。西村さんには「あすなろがあるから続けたい」という子どもたちの声と「試合に出られて楽しそう」という保護者、両方の喜びの声が届いているそうです。


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