総合格闘家の堀口恭司が、4月21日の「RIZIN.15」(横浜アリーナ)に向けて、練習拠点のアメリカ・フロリダでのトレーニングを切り上げ、4月7日午後に帰国。
「髪を切ったのは1月下旬以来」と言う伸びた髪を帽子で隠しながら、到着ロビーに姿を現した。
「試合のプラン、対戦相手に関しては、もう完璧」
UFC時代の2016年からアメリカ・フロリダのジム「アメリカン・トップ・チーム」に拠点を置き、RIZIN参戦後も同ジムを拠点にトレーニングを続けてきた。
試合に向けてのコンディション、仕上がりについては「まだ日本に帰ってきたばかりなので」と前置きをしながら「試合のプラン、対戦相手(の対策)に関しては、もう完璧です」と力強く語った。
2月1日に日本を発って以来、フロリダでは「レスリング、柔術、ボクシングの3つを凄く練習してきました」と充実の練習内容だった事を明かした。「アメリカン・トップ・チーム」では、同施設2階の寮で寝泊まりし、1階のジムで1日3部練習をこなし、「建物の1階と2階を往復するだけの往復の練習漬けの日々だった」と言う。
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「世界中の格闘家が堀口の首を狙っている」
前回、2018年12月31日の「RIZIN.14」では、アメリカの格闘技団体「ベラトール」のバンタム級王者、ダリオン・コールドウェル(アメリカ)とRIZINバンタム級タイトルマッチ(初代王座決定戦)を戦い、劇的な一本勝ちで試合を締め括り、初代RIZINバンタム級王者の座を手にした。
はた目から見ると堀口が劣勢な試合に見えたが、試合後に本人は「プラン通りの試合でした」、「ハッキリ言って、ギロチン狙っていました」と語る通り、堀口の「技術」と「戦術脳」は世界トップクラス。今回の「RIZIN.15」で対戦するUFCで活躍したベン・ウィンに対しても、その戦術脳と技術が発揮されるか注目だ。
対戦相手のベン・ウィンに関しては「打撃の選手。ただ、打撃に関しては自分も自信があるので問題ないかな、と。寝技に行ったとしても問題ない」と勝算を語る。
日本に帰国して、最初に食べたいモノは…
RIZINの榊原信行実行委員長は1月31日の記者会見で、世界各国の格闘技団体と話しをしていく中で「堀口選手の首を狙う挑戦者が列をなしている状態」と話した。今回の試合次第では、今後の世界展開が期待できる一戦となりそうだ。
帰国して食べたいモノは?と言う報道陣の問いに堀口は「特にないです、もう(笑)。アメリカでの生活も、行ったり来たりも慣れたので。向こうのスーパーでも日本食材売っているので、自分で作って食べています」と軽快に答え、地元・群馬へと向かった。
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[文/構成:ココカラネクスト編集部]