「ボルボ・カーズ・オープン」(アメリカ・チャールストン/4月1~7日/クレーコート)の大会6日目、女子シングルス準決勝で第8シードの世界18位マディソン・キーズ(アメリカ)が世界63位のモニカ…

「ボルボ・カーズ・オープン」(アメリカ・チャールストン/4月1~7日/クレーコート)の大会6日目、女子シングルス準決勝で第8シードの世界18位マディソン・キーズ(アメリカ)が世界63位のモニカ・プイグ(プエルトリコ)に6-4、6-0で勝利。同大会4年ぶり2度目の決勝進出を決めた。試合時間は1時間7分。

対戦相手のプイグは今大会、第3シードの世界10位アーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)を含む3人のシード選手を破る快進撃を見せていたが、雨天中断を味方にしたキーズが勝利を掴んだ。

第1セット、キーズは第4ゲームで先にブレークするも、第7ゲームでブレークバックされた。ここで雨のため約1時間15分試合は中断。再開後、第10ゲームで再びキーズがブレークしてセットを先取した。

そして第2セット、勢いに乗るキーズは5-0で第6ゲームへ。ここで相手プイグが粘りを見せて、キーズは3本マッチポイントを凌がれる。しかし、4本目のマッチポイントで最後はプイグのショットがネットにかかり、キーズが勝利した。

WTA(女子テニス協会)公式サイトによると、キーズは試合後「(プイグが)とても闘志を燃やしていて、全力でショットを打ち込んできた。そしてそれをたくさん決めてきた」「だから何とか耐えたし、チャンスを待ってチャンスが来たら賢くプレーしようとした」と振り返った。

また「あと雨での遅延は、再度集中できたしある意味一歩引いて自分の状況を見る事ができたので、実際本当に助かった。そこから第2セットで、今の状態のまま続けよう、続けようと、他のことは考えないようにした。しっかりと締められて本当に嬉しい」と話しており、雨天中断も1つの起点になったようだ。

キーズは決勝で、第5シードの世界13位カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)と対戦する。キーズはウォズニアッキに対して過去0勝2敗、クレーコートでの対戦は今回が初となる。

「(ウォズニアッキが)どのようなプレーをしていたか絶対考察するし、本当に優れたゲームプランを立てたい」「でもそれ以上に自分のことに集中し、今週私がしてきたことに誇りをもって、どうやって厳しい2連敗を跳ね返せるか。だから楽しもうと思う」とキーズは意気込みを語った。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「マイアミ・オープン」でのキーズ

(Photo by Michael Reaves/Getty Images)