初の地区優勝に手が届くところまで来た新潟アルビレックスBBと、Bリーグ開始以来この地区の覇権を握ってきて、現在CS争いをかけた崖っぷちの戦いを続けるシーホース三河の一戦。 4連勝中の勢いに乗る三河は立ち上がりからオフェンスが爆発。一時は1…

 初の地区優勝に手が届くところまで来た新潟アルビレックスBBと、Bリーグ開始以来この地区の覇権を握ってきて、現在CS争いをかけた崖っぷちの戦いを続けるシーホース三河の一戦。

 4連勝中の勢いに乗る三河は立ち上がりからオフェンスが爆発。一時は16点のリードを奪ったが、3Q、4Qともに開始5分でチームファウルが5に到達した影響もあり、新潟の外国籍選手のパワーアタックを止めきれず。金丸が3Pシュート6本を含む 32得点、バッツが22得点15リバウンドと獅子奮迅の活躍も実らず、最終スコア 新潟95–84三河で逆転負けを喫した。

■ シーホース三河 鈴木 貴美一 ヘッドコーチ 試合後コメント

 

 入り方は非常に良くて、いい感じで点数は取れていたんですが、ミスからのブレイクと勝負所でレフェリーと戦ってしまったことが反省点です。先週とかのゲームと吹かれ方が違っていて、それに対してストレスが溜まって、相手と戦うというよりレフェリーと戦ってしまったところがいけなかった。勝ちたいという気持ちはみんな持っているが、戦うのは相手であるので、やはりそこが一番まずかったと思います。

 こういう拮抗した大事なゲームになると、どっちに転ぶか分からない状態のなかで冷静にやったほうが勝つので、そこはしっかり反省して切り替えて明日頑張りたいと思います。

・合わせて読みたい→
三河・岡田侑大がプロ転向からの3ヶ月を振り返る Bリーグ注目の大型ルーキー(https://cocokara-next.com/athlete_celeb/yuta-okada-interview/)

1Q 新潟20–25三河

前節の流れを引き継ぎ、オフェンス好調

スターティング5は、#3ミークス、#5バッツ、#11 熊谷、#14金丸、#30岡田。

#14金丸がミドル、3Pシュートの連続得点でスイッチを入れると、ゴール下を支配した#5バッツがリバウンド、ゴール下で加点。#30岡田がドライブで切り込んで連続得点を挙げて好スタートを切る。
残り2分に新潟#34ハミルトンの3Pシュートで18-17とリードを奪われるが、すぐさま#14金丸、#30岡田の連続3Pシュートで逆転。#3ミークスのリバウンドで5点をリードし1Qを終えた。

2Q 新潟42–46三河 (新潟22–21三河)

一時は16点リードを築くも、4点差に迫られる

スタートは、#3ミークス、#4狩俣、#5バッツ、#14金丸、#30岡田。

前節からのシュートタッチの良さを継続する#4狩俣が3Pシュートを沈めると、#30岡田のミドルシュート、#5バッツのゴール下と内外バランス良く加点し、リードを二桁に広げる。
さらに#32桜木を中心にオフェンスを展開。#32桜木は自らミドルシュートを決めると、#14金丸のゴール下の合わせや#5バッツのリバウンドを次々と演出。ファストブレイクから得点すると、巧みなパスで#5バッツのゴール下をアシストして、残り3分半16点のリードを築く。
しかし新潟#54ガードナーにパワープレーで崩され7点を献上すると、ターンオーバーから連続失点。4点差まで迫られて試合を折り返す。

3Q 新潟75–71三河 (新潟33–25三河)

金丸 3Pシュート3本13得点も、4点ビハインド最終Qへ

スタートは、#3ミークス、#5バッツ、#11 熊谷、#14金丸、#30岡田。

#30岡田のミドルシュートで先制。#14金丸がマークの柏木を振り切って3Pシュート、セカンドチャンスからジャンプシュートを決めて再びリードを9点に広げる。
新潟は#3柏木の3Pシュート、#34ハミルトンのバスケットカウントで反撃。#14金丸が3Pシュートで新潟に傾いた流れを引き戻そうとするも、新潟は#7五十嵐と#54ガードナーの2メンゲーム、#7五十嵐から#3柏木につなぐファストブレイクで攻撃を加速し、開始5分に#16渡辺のカットインで逆転を許す。
タイムアウトで流れを切り、#32桜木を起点に#5バッツに集めて3連続得点、#14金丸の3Pシュートで1点差に迫るが、新潟は#3柏木に3Pシュートなどで逆転を許さず、4点を追って最終Qへ。

4Q 新潟95–84三河 (新潟20–13三河)

新潟のパワープレーに押し込まれ、手痛い逆転負け

スタートは、#4狩俣、#5バッツ、#11熊谷、#14金丸、#32桜木。

#11熊谷のドライブ、#14金丸がファストブレイクから決めて、開始1分半に75-75と同点に追いつくが、新潟#54ガードナーにフリースロー、#7五十嵐に4点プレーを献上して突き放される。#14金丸が激しいマークに合いながらもフリースロー、3Pシュートで応戦するが、6分を残してチームファウルが5つに達すると、インサイドを強調する新潟のパワープレーで押し込まれて徐々に点差をつけられる。#11熊谷のアタックなど最後まで反撃を試みるも、新潟95–84三河で悔しい逆転負けを喫した。