日本選手権も終盤に差し掛かった5日目。溝畑樹蘭(政経3=報徳学園)が200メートル個人メドレー決勝に出場。2位に入賞したものの、派遣標準記録には届かず、今大会で世界選手権代表内定とはならなかった。◆4・2~8 日本選手権(東京辰巳国際水泳…

 日本選手権も終盤に差し掛かった5日目。溝畑樹蘭(政経3=報徳学園)が200メートル個人メドレー決勝に出場。2位に入賞したものの、派遣標準記録には届かず、今大会で世界選手権代表内定とはならなかった。

◆4・2~8 日本選手権(東京辰巳国際水泳場)
▼男子200メートル個人メドレー
2位 溝畑 1分58秒66


 「前半から攻めていく」。決勝前の言葉通り、溝畑は55秒16で100メートルを2位で折り返す。後続を突き放し、前を泳ぐ瀬戸大也(ANA)に追い付きたいところだったが「後半本当にきつかった」。平泳ぎと自由形で瀬戸に大きく差を開かれ2位でフィニッシュ。表彰台には上ったが、後半のタイムが伸び悩み、世界選手権の出場条件である派遣標準記録には0.7秒及ばなかった。前半の内容が良かっただけに、得意の自由形や後半のスタミナ面において、不安を残すレースとなった。

 まだ終わりではない。5月30日から6月2日にかけて行われるジャパンオープンでも代表獲得のチャンスがある。「練習を積み、自信を持って、ジャパンオープンに挑みたい」。残りの1カ月でさらなるパワーアップを果たし、代表枠の残っている400メートルフリーリレー・200メートル個人メドレーの両種目で世界への切符をつかみたい。


[岩田純]

試合後のコメント
溝畑

――結果についてはどのように考えていますか。
「自己ベストは出てないですけどなんとか2位に食い込めたので良かったです」

――レースを振り返っていかがですか。
「途中きつくなってしまいましたが、前半から積極的にいけたのでちょっと自信をつかめたレースだったかなと思います」

――ジャパンオープンに向けて一言お願いします。
「良い練習を積んで、良い気持ちで臨めたらなと思います」