モータースポーツジャパンフェスティバル in お台場にて2019年11月9〜10日のテストイベント発表を行なったWRC日本ラウンド招致準備委員会の高橋浩司氏とWRCプロモーターGmbHのオリバー・シースラ氏に、このイベントを開催する狙いを聞いた。

そもそも時期的に2020年のWRCカレンダーが発表されて以降の開催となるため、実質的な意味での“テスト”なのだという。シースラ氏はこの点について、次のように説明している。
「この11月のラリーは、2018年のキャンディデートイベントから2020年までの間をうまく活用するためのものだ。やはり世界基準のラリーをオーガナイズするのは非常に複雑なことで、イベントの主催者やマーシャルにとっても、セーフティやロジスティクスなど、大いなるトレーニングの場になると思っている。そしてエンターテインメントの部分でも、ファンにとってWRCの雰囲気を味わってもらういい機会になるはずだ。開催はラリーオーストラリアの前週ということで、現在のWRCチームにも視察やレッキの声をかけてはいる。まだ正式な返事は聞いていないものの、決まったらすぐに発表されるだろうから楽しみに待っていてほしい」

また、コース設定自治体については豊田市、岡崎市、長久手市、新城市、設楽町といずれも愛知県内の市町が明らかにされており、岐阜県内の設定はない。この点について準備委員会の高橋氏は「2デイでスケジュールを組むことを考えた場合、コンパクトにする必要がありました。また、愛・地球博記念公園でクルマが走る時間帯を考慮して愛知県のみの設定としています」と説明する。

「テストイベントですので、これまでのラリーで使ったことのないところをステージとして使う予定です。新規コースの割合は98%ほど。モリコロパークを実際に使うというのが非常に重要なテーマで、使用に際しては愛知県にも動いていただきました。実際のコースなどはラリーガイド1が発行される6月7日を目指して確定させようと考えています。
観戦については、モリコロパークやそれ以外の場所でもスーパーSSのような観戦エリアを設けたいと思っています。それについてもテストなので、入場券をどうするかなどは今後の作業になります。参戦車両については、ヒストリックやTGRラリーチャレンジのクルマなど、オープンクラスということで幅広く考えています。色々な方にラリージャパンのコースを見てもらいたいですし、色々なカテゴリー、色々なクルマが走れるようにしたいと思っています。詳細については現在詰めている最中ですので、6月に発行されるラリーガイド1をお待ちいただければと思います」