「ボルボ・カーズ・オープン」(アメリカ・チャールストン/4月1~7日/クレーコート)の大会5日目、女子シングルス準々決勝で第8シードの世界18位マディソン・キーズ(アメリカ)が第1シードの世界…

「ボルボ・カーズ・オープン」(アメリカ・チャールストン/4月1~7日/クレーコート)の大会5日目、女子シングルス準々決勝で第8シードの世界18位マディソン・キーズ(アメリカ)が第1シードの世界8位スローン・スティーブンス(アメリカ)に7-6(6)、4-6、6-2で勝利。同大会2年連続のベスト4進出を決めた。試合時間は2時間12分。

同胞の24歳キーズと26歳スティーブンスは、アメリカ代表としてともに「フェドカップ」に出場したこともある長年の友人。最後に対戦した2018年「全仏オープン」準決勝を含め、過去3度の対戦はすべてスティーブンスが勝利していた。しかし、今回キーズが友人スティーブンスから初白星を挙げた。

第1セットをタイブレークの末先取したキーズ。続く第2セット、4-5で迎えたサービスゲームでダブルフォルトをおかしてブレークを喫し、セットを落とした。

そして勝負の第3セット、キーズは相手にブレークポイントを握られることなく、自身は2度のブレークに成功して勝利。2時間に及ぶ試合を終えた両者は、ネット際で笑顔を見せながら互いの健闘を称えた。

大会公式サイトによると、キーズは試合後「(スティーブンスとの)以前の対戦では、多くのことをやろうとしすぎていたと思う」「急いで、すぐにウィナーを打たなくてもいいことに気づいた。私はより自分のテニスをした」と話した。

また、WTA(女子テニス協会)公式サイトによると「友達とプレーするのはいつも難しい。そういった面で、お互いの顔を見て『カモン』と言ったりそのようなことは当然しないだろう」「私たちは永遠に友達。もし彼女が(クレーの)ボール跡を指してアウトだと言ったら、私は信じるだろう」とスティーブンスとの関係を語った。

勝利したキーズは次戦、世界63位のモニカ・プイグ(プエルトリコ)と対戦する。キーズは「モニカは明らかに今週、いくつかの番狂わせを演じていい試合をしている」と警戒。プイグは今大会、第3シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)を含むシード選手3人を破っている。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「マイアミ・オープン」でのキーズ

(Photo by Michael Reaves/Getty Images)