カナダ・モントリオールで開催されている「ロジャーズ・カップ」(WTAプレミア5/7月25~31日/賞金総額271万4413ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第6シードのビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)がバーボラ・ストリコバ…

 カナダ・モントリオールで開催されている「ロジャーズ・カップ」(WTAプレミア5/7月25~31日/賞金総額271万4413ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第6シードのビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)がバーボラ・ストリコバ(チェコ)を6-3 6-0で破り、3回戦に駒を進めた(ビーナスはシード選手のため2回戦が初戦)。  リオ五輪前の最後の大会をプレーする36歳のビーナスは、ストリコバに対する一方的な試合を58分で終わらせた。彼女は日曜日にスタンフォードの決勝でジョハナ・コンタ(イギリス)に敗れたはしたが、準優勝したばかりだ。  「今日の試合は、私たちの過去の対戦と比べると、間違いなくより簡単なものだったわね」とビーナス(過去の対戦成績は3勝0敗でビーナスがリードしていたが、そのうち2対戦はフルセットの内容)。

 「でも私は、決して自分の試合に満足することはないの。スコアが簡単に見えていても、決して十分じゃない。でも肝心なのは、完璧な試合をするというより、どうやって勝つかを見つけ出すということなのでしょうね」  7度グランドスラム大会を制しているビーナスは、24分で終わった第2セットでストリコバに10ポイントしか与えなかった。ビーナスにとって唯一の躓きは、第1セットを4-2とリードしたあと、自分のサービスゲームをブレークされたことだろう。  「ただ集中し続ける必要があっただけよ」とビーナス。「4-4は間違いなく5-3とは違う。でも必ずしもターニングポイントというわけじゃない。なぜって、そういう形で私が落とし、それからカムバックしたことも、その反対のケースもあった。だから私は試合というのは、本当に終わるまでは終わりではないということに気づいたのよ」。  ビーナスは3回戦で第10シードのマディソン・キーズ(アメリカ)と対戦する。キーズは、やはりアメリカ人のマディソン・ブレングルを6-4 6-3で倒して勝ち上がった。  第15シードのコンタはバニア・キング(アメリカ)を7-5 6-1で下して3回戦に駒を進めた。

 第2シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)はミルヤナ・ルチッチ バローニ(クロアチア)を6-3 4-6 6-3で、第4シードのアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)はモニカ・ニクレスク(ルーマニア)を6-1 7-5で、第7シードのロベルタ・ビンチ(イタリア)はカミラ・ジョルジ(イタリア)を2-6 6-3 6-4で破って3回戦に進んだ。

 第8シードのカルラ・スアレス ナバロ(スペイン)は予選勝者のクリスティーナ・クコバ(スロバキア)に6-3 4-6 4-6で敗退した。  地元のスター、ユージェニー・ブシャール(カナダ)は第11シードのドミニカ・チブルコバ(スロバキア)を6-2 6-0で圧倒し、2日連続で自分よりランキングの高い選手を破ってみせた。ブシャールは1回戦でルーシー・サファロバ(スロバキア)を6-3 3-6 7-6(3)で倒している。

 ブシャールは次の3回戦でクコバと対戦する。

 一方、開催地モントリオール出身のフランソワーズ・アバンダ(カナダ)は、第17シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)に6-7(2) 6-7(3)で惜敗した。(C)AP