〇三河 94 ‐ 92 横浜●
(三河通算成績 28勝25敗)

 「あきらめたらそこで試合終了だよ」

 展開や場面は違えど、漫画「スラムダンク」の安西先生の声が聞こえてきそうな激戦だった。

 シーホース三河はCSワイルドカード争いをかけて後半猛追され、片や横浜ビーコルセアーズは入れ替え戦回避をかけて最終4Qに猛追し、双方ともに「あきらめたらそこで試合終了」の展開。

 三河はミークスが20得点8リバウンド10アシストと牽引。桜木、金丸、岡田、狩俣が二桁得点を挙げ、4戦連続で90点超で4連勝を飾った。

 会場のウィングアリーナ刈谷では、ブースターからの「声や手拍子をもっと選手に届けたい」という意見を受け、今節よりタイムアウト明けにも音楽をかけない時間を設けたが、途切れることのない「大青援」がホームの三河を鼓舞。

 残り1秒までもつれた試合は、ホームの三河ブースターによって勝利がもたらされたと言っても過言ではない試合だった。

■ シーホース三河 鈴木 貴美一 ヘッドコーチ 試合後コメント

 

 横浜さんも入れ替え戦を回避ということで最後の最後までしっかり粘って苦しかったです。

 控えの選手がたくさん出て、その中でもったいないミスからの点を許してしまったんですが、結果的に最初の貯金があったことで勝ててよかったと思います。

 本当にファンの皆さまがアウェーも(先日の富山戦も含め)今回水曜日のゲームも応援してくれて、それに答えるべく肉体的にも精神的にも選手はプレッシャーがかかっていると思いますけど、しっかり粘ってなんとか残りのゲームをがんばりたいと思います。

■ シーホース三河 #3ケネディ・ミークス 選手 ヒーローインタビュー

ー今日の勝利、おめでとうございます。
ありがとうございます。

ー試合を振り返ってみていかがですか?
出てくる選手がしっかりディフェンスでエナジーを出してプレーできたことが結果につながったのかなと思います。

ー20得点、7リバウント、10アシスト。このスタッツはいかがですか?
いつも言っているんですが、チームに貢献できることが何より自分の強みだと思っているので、しっかりボールをシェアして、それが結果につながって良かったです。

ーファン・ブースターの皆さまへのメッセージを
まず、この水曜日に来ていただいて、青援をおくってくれたことに感謝します。これからの試合勝てるように、チームとしてベストな状態にしていけるように頑張りたいと思います。

・合わせて読みたい→
三河・岡田侑大がプロ転向からの3ヶ月を振り返る Bリーグ注目の大型ルーキー(https://cocokara-next.com/athlete_celeb/yuta-okada-interview/)

■ シーホース三河 #4狩俣 昌也 選手 ヒーローインタビュー

ー今日の勝利、おめでとうございます。
ありがとうございます!

ー試合を振り返ってみていかがですか?
個人的には非常に反省が残る試合でした。もったいないミスをしてしまって、チームの勢いをころしてしまったので、それはしっかり反省して次は気をつけたいと思います。

ー連勝が続いていますが、チームの状況はいかがですか?
すごくいいですし、噛み合って来ているというか、みんなが伸び伸びやっていますし、いい雰囲気の中で出来ていると思います。

本当にここからは結果を求められてくると思うので、目の前の1試合1試合、しっかりエナジー出して戦おうと常に言っています。

ー今日はファンの皆さんのエナジーも感じたと思うのですがいかがですか?
先ほどヘッドコーチからもあったんですが、(今日の試合が)ホームコートで良かったなと思います。最後のフリースローも皆さんの青援のおかげで外してくれたんだと思います。

ーファン・ブースターの皆さまへのメッセージを
結果を求めて頑張っていくので、毎回のお願いになるんですが、最後まで僕たちと一緒に戦ってください。応援よろしくお願いします。

■ 横浜ビー・コルセアーズ トーマス・ウィスマン ヘッドコーチ 試合後コメント

 今日の試合ですけれど最後までわからない展開に持っていけたということは評価できると思っています。それでも自分たちが今日の試合を勝っていたとしても、前半のパフォーマンスからみれば「勝利を盗んだ」という形になっていたと思います。

 自分たちの課題であるディフェンスで、前半と第3Qだけで80点取られてしまっている。そこが修正すべき点だと思います。第4Qだけはしっかりディフェンスができて自分たちの勝つチャンスがつくれたのですが、やはりディフェンスが課題だと思います。前半は点の取り合いをハーフコートバスケットでしていて、ハーフコートバスケットは三河のストロングポイントだと思いますし「彼らと同じことをしていたら勝てない」という話をハーフタイム中にしました。

 第4Qだけいいディフェンスを見ることができましたが、そのディフェンスを40分続けるということが大事だと思います。また、シュート確率が62%以上三河のシュートが入っていて、その高確率で94点取られてしまっていることが、自分たちの勝つチャンスを少なくさせて難しくしていると思います。今日は最後に必死さが見れたと思いますし、その必死さは40分間継続するものだと思います。今日は最低でもオーバータイムにもっていくべきだと思っていたので、そこのシュートが入らなかったというのは痛かったです。

1Q 三河28–23 横浜

1Qからオフェンスが爆発。5人がバランス良く得点

スターティング5は、#3ミークス、#5バッツ、#11 熊谷、#14金丸、#30岡田。

3連勝の勢いそのままに、立ち上がりからオフェンスが爆発。#14金丸の連続得点で、#11熊谷のファストブレイク、#30岡田のバスケットカウントなど3連続で得点し、開始3分で13点を奪う好スタートを見せる。
その後も#3ミークス、#5バッツのゴール下、#30岡田の3Pシュートとバランス良く得点を重ね、残り3分にファストブレイクから#3ミークスがダンクを叩き込んで二桁リードを築く。しかし横浜も#34コストナーが3本の3Pシュートを決めて食らいつき、三河28–23 横浜で最初の10分を終える。

2Q 三河54–44 横浜 (三河26–21 横浜)

狩俣 3Pシュートを3本中3本沈め、横浜の反撃をはね返す

スタートは、#3ミークス、#4狩俣、#5バッツ、#9森川、#30 岡田。

横浜#34コストナーに3Pシュートを決められるが、#4狩俣が連続3Pシュートでやり返し、#3ミークス、#32桜木の連続得点で再びリードを二桁に広げる。さらに#9森川のカットイン、#4狩俣のこのQ 3本目となる3Pシュート、#3ミークスのミドルシュートで点差を15点に広げる。
横浜#32モリス、#0細谷を中心に反撃を浴びるが、#24加藤が激しいディフェンスで横浜のファストブレイクを阻止してアリーナのエナジーを高めると、インサイド陣がゴール下に立ちはだかって3秒バイオレーションを誘発。二桁リードを保って前半を折り返した。

3Q 三河80–66 横浜 (三河26–22 横浜)

73.3%の高確率でオフェンス好調。ミークス 攻守で存在感

スタートは、#3ミークス、#5バッツ、#11 熊谷、#14金丸、#30岡田。

#14金丸が#5バッツとの合わせ、3Pシュートを沈めて流れを引き寄せると、#11熊谷、#32桜木のゴール下への絶妙なパスから#3ミークスが3連続で決めて突き放し、残り2分に#3ミークスがリバウンドをねじ込んで17点のリードを奪う。
横浜も#1川村の3Pシュート、#33スティーブンソンのダンクなどで粘りを見せるが、14点に広げて最終Qを迎えた。

4Q 三河94–92 横浜 (三河14–26 横浜)

ホームのブルーエナジーでリードを守り切って4連勝

スタートは、#5バッツ、#11 熊谷、#14金丸、#24加藤、#32桜木。

横浜はオールコートで激しいディフェンスを仕掛け、#6中村、#21田渡のドライブなどで猛追。残り1分半に#1川村のフリースローで2点差まで肉薄される。
#32桜木がポストアップでファウルを誘い、フリースロー2本をきっちりと決めて再び4点差に戻すが、残り28秒#21田渡のミドルシュートで再び2点差に。時間を使いながら#11熊谷がファウルを誘発してフリースローを得るも、これを決め切ることができない。残り1秒、横浜#34コストナーにフリースローを与えてしまうが、2221人の大青援で圧力をかけて落とさせ、アリーナが一体となって2点を守り切って横浜を振り切った。