スーパーラグビーのクルセイダーズ(ニュージーランド)は28日、ジャパンラグビートップリーグのホンダヒートに在籍している元オーストラリア代表のWTB/CTBディグビー・イオアネ(31歳)と2017年シーズンからの2年契約を結んだと発表した。…

 スーパーラグビーのクルセイダーズ(ニュージーランド)は28日、ジャパンラグビートップリーグのホンダヒートに在籍している元オーストラリア代表のWTB/CTBディグビー・イオアネ(31歳)と2017年シーズンからの2年契約を結んだと発表した。フォースとレッズでスーパーラグビー86試合出場の経験を持ち、2011年にレッズの初優勝に大きく貢献したイオアネは、4年ぶりのスーパーラグビー復帰となる。
 オーストラリア代表として35キャップを持つが、ニュージーランドのウェリントン出身であり、生まれ故郷で新たなチャレンジに燃える。

 クルセイダーズは最多7回の優勝を誇りながら、2008年を最後にタイトルから遠ざかっており、今年はプレーオフの準々決勝でライオンズに敗退。2014年大会で最多トライゲッターになるなど中心選手として活躍してきた大型WTBネマニ・ナンドロがフランスのモンペリエに移籍し、今季クルセイダーズの14番をつけて7トライをマークしたジョニー・マクニコルはウェールズ代表入りをめざしてスカーレッツに加入するため、経験豊富なイオアネに期待が高まる。

 イオアネのクルセイダーズ入りについては、同チームとオーストラリア代表でヘッドコーチを務めたロビー・ディーンズ(パナソニック監督)も後押ししたと地元メディアは伝えている。

 なお、クルセイダーズで8年間指揮を執ってきたトッド・ブラッカダーは退任し、カンタベリーとU20ニュージーランド代表で采配を振ってきたスコット・ロバートソンが新しいヘッドコーチに就任している。