年間300日海に入るフリーサーファー

【FINEPLAY】年間300日、1日最長12時間も海に入り続けたことがある61歳にして現役バリバリのフリーサーファー宮澤武男がFINEPLAYのインタビューに応じた。

 

—サーフィンを始めたきっかけ?

宮澤:当時はスキーとテニスをやってたんだけど、結婚して住んだ場所が茅ヶ崎の海の目の前で、従兄弟に誘われてはじめたんだけど、残ったのは俺だけ(笑)。
ショートボードから始めて全然できなくて挫折したんだけど、友人からハービー・フレッチャーのロングボードを買って、やったら乗れたんだよね。それでどんどんハマった感じかな。

—サーフィンを始めて何年くらい経ちますか?

宮澤:34年くらい。

—年間にどれくらい海入ってるんですか?

宮澤:昨年の6月で会社辞めてちょうど1年経つけど、ざっくり300日くらい入ってるかな。
スネからヒザサイズの波でも入るし、波ないときはSUPとかやってるから。海で会うみんなには「毎日入ってるね」って言われる(笑)。仕事やってたときは制限あったからそこまで行けなかったけどね。

—入る時は何時間くらい?

宮澤:その日やコンディションによるけど、5、6時間くらいかな。最長は朝6時から夕方6時までの12時間(笑)。
長くやればいいってもんじゃないって言う人もいるんだけど、俺は違って長くいればいるほどいい波に出会えると思ってる。あとロングボードだから大丈夫なんだと思う。

—海入る時の1日のライフスタイルは?

宮澤:鎌倉・七里ヶ浜で大体入ってるんだけど、 海から上がったら湘南のよく行くレストラン(レッドロブスター江の島店)でランチにコーヒーブレイクしながら読書してる。家も片瀬山で近いから大体この辺が行動範囲。
家の庭にはウッドデッキとバナナの木あるし、2階からは富士山が見える。自分にとっては贅沢な環境だよ。

—昔から入ってるポイントは湘南ですか?

宮澤:最初は茅ヶ崎の西浜、かぼちゃ、チサン、片瀬山に引っ越してから鎌高前、こじき、峰ヶ原、正面辺りでやってた。

—今よく乗っている板は?

宮澤:BICの10fに15年くらい乗ってるけど、最近はAGWの板。
最初はハービー・フレッチャー、遠藤勇一シェイプのGEARS Surfboards、ドナルド・タカヤマ、あとパイプラインのポイントの名付け親としても有名なマイク・ディフェンダッファーがシェイプした板も乗ってた。
ドナルド・タカヤマは友人のコネクションで本人にシェイプしてもらったこともあった。当時シェイプしてもらって送ってもらって7万円はすごく安かった。2本目頼もうと思ったら、ロングボードバブルで直接頼めなくなった(笑)。

—34年波乗りをやってきてサーフカルチャーの移り変わりを感じますか?

宮澤:大分変わったよね(笑)。カルチャーもそうだけど、テクノロジーの変化がすごいよね。板とかウェットとか。

—海外で波乗りは?

宮澤:ハワイ5,6回くらいかな。海も山あるし、空気キレイだし、気候もいいし、食べ物もいいし最高だよね。オアフしか行ったことないけどね(笑)。

—好きなサーファーは?

宮澤:やっぱジョエル・チューダーかな。クールでいいよね。ボンガ・パーキンスとかもパワフルでカッコいいけど、自分はジョエルみたいなカリフォルニアスタイルが好き。

—大会とかは出たことはありますか?

宮澤:地元やサーフィン雑誌主催の大会とか出たことあるけど、競技レベルは高くて難しいね(笑)。

—今教えたりもしてるんですか?

宮澤:七里ガ浜のアメハってボードロッカーでスクールを担当してる。予約が入ったら不定期で七里周辺で教えてるよ。

—サーフィンの魅力は?

宮澤:同じ波は二度とないのが魅力。あとサーフィンやると普段自然に対して感じなかったことを考えるようになる。毎週日曜にビーチクリーンやったり、海の中や砂浜にゴミがあると悲しいし、自然と一体になれることが魅力かな。

—サーフィンをこれからはじめる人へのアドバイス

宮澤:色々興味あることをまずは試してみることかな。波乗りやってみたかったら実際に動いて、自然と一体になる気持ち良さと環境へ関心を持ってくれると嬉しい。地球に住んでるんだから自然のエネルギーを使ったスポーツを楽しんでほしい。まずはやってみてください。
ALOHA

 

画像提供:AirSUP CLUB、市川紀元

 

■宮澤武男プロフィール

海とサーフィンを心から愛するAlohaが口癖のSoulサーファー。
波の良い日は1日の大半を海の上で過ごし、満面の笑顔で波に乗る姿は七里ガ浜のサーファーの間では名物になりつつある。
七里ガ浜の目の前に店を構えるAmerican Houseではサーフィンスクールのコーチも務める筋金入りのフリーサーファーだ。社会貢献活動も行なっている。
Amehaサーフィンスクール

 

■七里ガ浜ボードロッカー American House

American Houseはサーフショップではなくボードロッカーとして営業しているお店だ。
もちろんワックスからサーフボードなどの販売も行ってはいるが、いわゆるサーフショップとは少し異なり、サーフボードの保管をはじめ、サーファー達の波乗りLifeをサポートする事がメインコンセプトのお店だ。
建物の1階にはボードやウェットの保管場所、更衣室、シャワーがあり、3階には鎌倉の海を一望できるテラスバーを備えている。
保管するサーフボード、ウェットスーツのブランドにも制限は無く、ロッカーには多彩な板が並んでいる。
ボードロッカーという言葉に耳慣れない人も多いかもしれないが、この数年で湘南に増えてきたサーファーのシェアハウス的コンセプトのお店の先駆けと言えるだろう。
http://www.ameha.net