カナダ・モントリオールで開催されている「ロジャーズ・カップ」(WTAプレミア5/カナダ・モントリオール/7月25~31日/賞金総額271万4413ドル/ハードコート)で、世界1位のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が肩の故障を理由に大会前…

 カナダ・モントリオールで開催されている「ロジャーズ・カップ」(WTAプレミア5/カナダ・モントリオール/7月25~31日/賞金総額271万4413ドル/ハードコート)で、世界1位のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が肩の故障を理由に大会前に欠場を発表したが、その後、世界3位のガルビネ・ムグルッサ(スペイン)も試合直前に、体調不良により欠場を申し入れた。

 「月曜日に雨でプレーできなかったとはいえ、いずれにせよ気分がよくなかった」とムグルッサ。彼女は少しの間、町に留まり、深刻ではないはずの体調不良から回復に努めることを予定しているという。

 「医者を呼んだり、手を尽くしたけれど気分が悪いのよ。ウォームアップをするためコートに入ったけれど、100%の体調ではないと感じた。そして、試合直前にまたウォームアップを始めたときは、大丈夫…いえ、やっぱり、コートに出てベストを尽くすことができるに十分なほど、気分がよくないと感じたの」とムグルッサは説明した。

 ムグルッサが対戦するはずだったナオミ・ブローディ(イギリス)は、代わりにラッキールーザーのバルバラ・レプチェンコ(アメリカ)と対戦し、レプチェンコが6-4 3-6 6-3で3回戦に勝ち上がった(ムグルッサはシード選手であるため、初戦は2回戦だった)。

 ムグルッサが出場をとりやめたあとは、地元カナダのフランソワーズ・アバンダとジェン・サイサイ(中国)の1回戦がセンターコートに移された。

 19歳で272位のアバンダは6-1 4-1とリードしたあと、66位のジェンの反撃に遭ったが第2セットを7-5で獲り、3度目のロジャーズ・カップ挑戦でついに初勝利を挙げることができた。アバンダはその後、2回戦で第17シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)に6-7(2) 6-7(3)で敗退した。(C)AP