ヒュンダイ・モータースポーツ代表のアンドレア・アダモは、コルシカでの勝利の実情を現実的に受け止める。「我々はツール・ド・コルスをトップでフィニッシュしたが、このラリーを勝ったとは言えない。自分たちよりも速かったコンペティターが不運に見舞われた結果、勝利を受け継いだのだ。自分たちは2位でフィニッシュするところだった。それ自体は立派なリザルトだし、ティエリーとニコラの素晴らしい努力に感謝したい。しかし、本当に勝つためには、最速でなくてはならない。今回の我々は、そうではなかった」

「1位を獲ったことは、もちろんチームにとって非常にポジティブなことだ。ハードにプッシュしてきたし、間違いなく士気を高めてくれる。しかし、パフォーマンス面での自分たちのことを、自分たちがこうあるべき姿がなんなのかを、自覚しなくてはならない」

今回のコルシカ戦で、エルフィン・エバンスはステージ勝利を4本獲っており、ヌービルを上まわる。トヨタもまた、ヒュンダイを上まわっている。ヌービルは、最終ステージをフィニッシュした時点で、エバンスに負けたと思っていた。その後「エルフィンのことは本当に気の毒だ。本当にいい走りをしていた。でも、自分たちも同じくらいふさわしい仕事をしたと思う」と語っている。

そのヒュンダイは、少し驚きの決定を下しており、サードカーのドライバーにアルゼンチンではダニ・ソルド、チリではセバスチャン・ローブを起用する。



WRCコルシカ戦からの話題。
レッキ時は、街中を通過する際の速度が時速40kmに制限されている。今戦でも通常どおりペナルティが与えられ、速度超過分にしたがって罰金の額が決められ、繰り返した場合はさらに重くなる。今回は6クルーがペナルティを受けたが、罰金は325ユーロから1200ユーロと様々だった。

一方、WRC戦に加えて、70台以上のエントリーを集めたヒストリック部門では、BMW M3 E30のマルク・バリッチオーニが部門優勝を飾った。



WRCラリーGBは、サービスパークをディーサイドから、イングランドに近いスランディドノに移すことを決定した。



アルゼンチン国内選手権は、WRC戦前の最後のイベントとなるタフィ・デル・バレが開催され、フォード・フィエスタMRのフェデリコ・ビラグラが優勝を飾った。ジェロニモ・パディラ(フォルクスワーゲン・ポロMR)に1分近くの大差をつけての圧勝。パディラの後に、ミゲール・バルドニ、マルコス・リガト(いずれもシボレー・アジャイルMR)が続いた。リガトは2番手を走行していたが、パンクにより後退。選手権争いでは、バルドニに3ポイント差をつけての首位に立っていた。



チェコ国内選手権開幕戦コワックス・バラシュカラリーでは、シュコダのヤン・コペッキーが全14SSを制しての完全優勝。トップ8のうち、6台をシュコダ勢が占めた。
(Martin Holmes)