「ATP1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月20~31日/ハードコート)でキャリア通算101個目のシングルスタイトルを獲得したロジャー・フェデラー(スイス)。いよいよ次は、自身3年ぶ…

「ATP1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月20~31日/ハードコート)でキャリア通算101個目のシングルスタイトルを獲得したロジャー・フェデラー(スイス)。いよいよ次は、自身3年ぶりとなるクレーコート大会に臨む。

フェデラーは2017年と2018年の2年間、クレーコートシーズン(4月から6月上旬まで)をスキップし休養にあててきた。最後に出場したクレーコート大会は、2016年5月の「ATP1000 ローマ」だ。

ATP(男子プロテニス協会)公式サイトによると、「ATP1000 マイアミ」優勝後にフェデラーは「クレーコートシーズンに入る自信があるわけではない。もはや、どのようにスライドするかさえ思い出せないよ。僕は今少しずつ前進している」と胸の内を明かした。

「僕は去年1ポイント、1ショットもクレーでプレーしていない。2年前は2日間プレーした。3年前はモンテカルロやローマなどでプレーしたが、いい感じではなかった。ほとんどプレーしていなかったから、僕は本当にどうなるか分からない」

一方で「この(マイアミでの)勝利は、クレーコートシーズンでのプレッシャーをいっそう取り除いてくれる」「とてもワクワクしているよ。いい挑戦であり、いいテストだ」と前向きに語った。

また、フェデラーは今シーズン2月には「体の準備も気持ちの準備も整っていた。家族とのスケジュールもチームとのスケジュールも、もう一度プレーする準備が整っていた。だから『きっと楽しめるぞ。長期間休むよりも、むしろリズムを崩さずにクレーで楽しんだほうがいい』という決断を下した」とクレーに復帰する理由を語っていた。

ATP(男子プロテニス協会)公式サイトによると、フェデラーは次大会、5月5日からクレーコートで行われる「ATP1000 マドリード」に出場を予定している。

37歳にして、今もなお歴史に残る活躍を続けるフェデラー。3年ぶりにクレーコートでプレーする姿にも注目が集まる。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 マイアミ」でのフェデラー

(Photo by TPN/Getty Images)