「どの球団も、こういう立ち位置につきたいと思うもの」

ディアンジェロ・ラッセルがエースに成長したネッツは、4年ぶりとなるプレーオフ進出に近づいている。

思えば、今シーズン開幕前の時点で、彼らがプレーオフ争いに絡むと予想した意見は多くなかった。しかし、シーズンが進むに連れて見方も変わり、今ではプレーオフでダークホースになり得るという意見もある。

現役時代にネッツに所属し、ジェイソン・キッド、ケニオン・マーティンらと一時代を築いたリチャード・ジェファーソンは、ここ数年で再建の土台を築いた球団の努力を称賛している。

『Yes Network』の番組に出演したジェファーソンは「これまでは、ディアンジェロのオールスター選出や、他にも聞いていて気分が良くなるストーリーが多かった。でも今は、ネッツへの期待感がある」とコメント。そして「もし彼らがプレーオフ進出を逃したら、とても大きな失望感が生まれる。彼らに対する期待感があるから失望感も生まれる。どの球団も、こういう立ち位置につきたいと思うもの。ネッツファンは、今のような気持ちを何年も持てずにいた」と、続けた。

ネッツは、2013年6月にセルティックスと成立させた大型トレードにより、自らの首を締めた。2014、2016、2018年のドラフト1位指名権、2017年の1巡目指名権を譲渡する権利と引き換えに、彼らはセルティックスからポール・ピアース、ケビン・ガーネット、ジェイソン・テリーを獲得し、即優勝が可能な陣容を集めた。だが、2014年のプレーオフでカンファレンス・セミファイナルに勝ち進んだ以外、結果らしい結果を残せなかった。

ジェファーソンは、ドラフト指名権もなく、フリーエージェント選手にとって魅力的なチームではなかった状態からの立て直しに感心している。

「ショーン・マークス(GM)とケニー・アトキンソン(ヘッドコーチ)が、チームの意識を変えた。例えば、ジャレッド・ダドリー、ロンデイ・ホリス・ジェファーソンのように、1週間から10日ローテーションを外れたとしても、出番がくればチームのためにプレーする選手を加えて、チームの意識を変えた。適切な考え方、チームファースト、チームのことに集中できる意識を持つ選手を加えてね」

カンファレンス7位のネッツは、6位のピストンズ、8位のヒート、9位のマジックとプレーオフ進出枠をかけて争っている。プレーオフ進出可能なラインと言われる40勝まであと1勝に迫っているものの、ピストンズからマジックまでわずか1.5ゲーム差という現状を考えれば、残り5試合で一つでも多く勝っておきたいところだ。

もしネッツがプレーオフ進出を決められれば、彼らに対する期待値はさらに上がるだろう。ネッツが東の強豪に返り咲く日は、確実に近づいている。