現地の31日、世界5位のロジャー・フェデラー(スイス)が「ATP1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月20~31日/ハードコート)の決勝に臨む。決勝の相手は、前年覇者である世界9位のジョン・イズナー(アメリカ)だ。両者は今回が8度目…

現地の31日、世界5位のロジャー・フェデラー(スイス)が「ATP1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月20~31日/ハードコート)の決勝に臨む。決勝の相手は、前年覇者である世界9位のジョン・イズナー(アメリカ)だ。

両者は今回が8度目の対戦となり、過去対戦成績はフェデラーの5勝2敗だ。イズナーは208cmの長身から破壊力満点のサービスを叩き込むビッグサーバーで、過去10年で平均1,000以上のサービスエースを記録し、テニス史上最高のサーバーの一人にも数えられる。

ATP(男子プロテニス協会)公式サイトによると、フェデラーはオンコートインタビューで「本当にビッグサーバーが大好きだ。2、3ポイントごとに彼らのサービスがエースになるかどうか観るのが」と話した。

「僕にとってはそれが、テニスにおけるサッカーのPK戦のようでワクワクするんだ」「(決勝の)日曜はゴールキーパーになるよ。最善を尽くして、できるだけ多くのボールを返球しようと思う」

フェデラーは準々決勝では、こちらも素晴らしいビッグサーバーである世界7位ケビン・アンダーソン(南アフリカ)を相手に6-0、6-4という強さを見せつけた。それでも決勝の相手イズナーへの警戒は忘れない。

「彼が多くのサービスは落とさないことは分かっている。彼は素晴らしいサービスを持っている。永遠にこのスポーツにおける最高のものの一つだ。彼との対戦は本当に難しい」

通算101個目のタイトル獲得を目指すフェデラー。ジミー・コナーズ(アメリカ)が持つ歴代最多優勝109まではあと9つだ。

決勝についてフェデラーは「うまくいけば、我々は良い試合になるだろう」と話した。

「ジョン(・イズナー)はフェリックス(・オジェ アリアシム)とのタフな試合を制したので、プレーできるのをワクワクしているよ。彼のパフォーマンスは見事なものだった」

フェデラーは、史上最高の一人とも言われるビッグサーバーを止められるか。楽しみな決勝は、日本時間4月1日の午前2時に開始予定だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 マイアミ」でのフェデラー

(Photo by TPN/Getty Images)