「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/3月19~30日/ハードコート)の大会9日目、女子シングルス準々決勝で第2シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)が第18シードのワン・チャン(中国)と対戦。6-4、7-5でハレプが勝利し、同大会4年…

「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/3月19~30日/ハードコート)の大会9日目、女子シングルス準々決勝で第2シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)が第18シードのワン・チャン(中国)と対戦。6-4、7-5でハレプが勝利し、同大会4年ぶりとなるベスト4進出を果たした。試合時間は1時間37分。

両者は2018年に1度対戦しており、そのときはハレプが勝利。これで対チャンを2連勝とした。また、ハレプは同大会で決勝に進出すると世界ランキング1位に返り咲くことが決まっており、女王の座奪還に向けてあと1歩と迫った。

第1セットは序盤から激しいブレーク合戦となった。第1、第2、第3とお互いにブレークし、ハレプが1ブレークアップとすると、第5ゲームで再びブレークしてリードを広げる。第6ゲームでブレークバックを喫したが、その後はお互いにサービスゲームをキープし、ハレプが6-4で第1セットを先取する。

第2セットも激しい応酬となった。第1ゲームでハレプが先にブレークするも第2ゲームでブレークバックされると、第4ゲームでもブレークを喫し、この試合で初めてリードを許した。さらに第6ゲームでもブレークされてゲームカウント1-5と追い込まれたハレプだが、ここから6ゲームを連取して7-5で第2セットを連取して勝利を決めた。

第10ゲームではチャンに40-0とセットポイントを3本握られるも、全てしのぎきって元世界1位の貫禄を見せつけた。

勝利したハレプはこの後に行われる第5シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)とマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)の勝者と準決勝で対戦する。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「マイアミ・オープン」でのハレプ

(Photo by Al Bello/Getty Images)