フェデラーが快勝で4回戦進出、フェレールは逆転で敗れる。女子はハレプがビーナス撃破

■「ATP1000 マイアミ」（アメリカ・マイアミ／3月20～31日／ハードコート）現地25日の大会6日目。男子シングルス3回戦で第4シードのロジャー・フェデラー（スイス）が、世界103位フィ…

■「ATP1000 マイアミ」（アメリカ・マイアミ／3月20～31日／ハードコート）

現地25日の大会6日目。男子シングルス3回戦で第4シードのロジャー・フェデラー（スイス）が、世界103位フィリップ・クライノビッチ（セルビア）に7-5、6-3で勝利し4回戦進出を決めた。

この試合、14本のサービスエースを決めたフェデラー。ATP（男子プロテニス協会）公式サイトによると、試合後「クライノビッチは、特にセカンドサービスに対してとてもいいリターンができるが、僕のサービスはとても良かったと思うよ」「最初の10ゲームは激しい試合展開だった。その後、僕は突き放すことができた」と振り返った。

ワイルドカード（主催者推薦枠）で出場の世界155位ダビド・フェレール（スペイン）は、第28シードのフランシス・ティアフォー（アメリカ）に7-5、3-6、3-6で敗れ3回戦敗退。

今シーズン途中での引退を表明している36歳フェレールは、気迫のプレーで第1セットを先取。しかし、続く第2セット第2ゲームで早々にブレークを喫し、セットを奪われる。そして第3セットは2度のブレークを喫し、約2時間半の熱戦の末に最後は力尽きた。

一方勝利した21歳ティアフォーは、勝負が決まった直後の握手の際、フェレールに「信じられないぐらいの素晴らしいキャリア。大いに尊敬します」と最大限の賛辞をおくった。その素晴らしい様子は、Tennis TVのTwitterアカウントでも紹介されている。

このほか、第6シードのケビン・アンダーソン（南アフリカ）や第8シードのステファノス・チチパス（ギリシャ）が順当に勝ち上がり、4回戦進出を決めた。

■「マイアミ・オープン」（アメリカ・マイアミ／3月19～30日／ハードコート）

大会7日目、女子シングルス4回戦。第2シードのシモナ・ハレプ（ルーマニア）が世界43位ビーナス・ウイリアムズ（アメリカ）に6-3、6-3とストレート勝利。元世界1位同士の対決を制しベスト8進出を決めた。

第1セット、第1ゲームでブレークに成功したハレプは序盤3ゲーム連取。第4ゲームでブレークバックされるも、その後再びブレークしセットを先取した。そして第2セットは、ビーナスにブレークされることなくセットを連取。これでハレプはビーナスに対して4勝3敗、4連勝となった。

このほか、第3シードのペトラ・クビトバ（チェコ）が第19シードのカロリーヌ・ガルシア（フランス）に6-3、6-3でストレート勝利。

また、直近の「BNPパリバ・オープン」で優勝を果たした18歳新星ビアンカ・アンドレスク（カナダ）は、第21シードアネット・コンタベイト（エストニア）と対戦。しかし、右肩の怪我のため第2セット途中で棄権し、コンタベイトが準々決勝へ駒を進めた。

女子ダブルス2回戦では、青山修子（日本／近藤乳業）／リジア・マロザワ（ベラルーシ）がベリンダ・ベンチッチ（スイス）／ダリア・カサキナ（ロシア）に3-6、6-3、13-15で敗れ、ベスト8入りとはならなかった。

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【3月25日主な試合結果】