豊橋市総合体育館で行なわれた今年3度目の「三河ダービー」、三遠ネオフェニックスvsシーホース三河。最終Qの残り1分半までワンポゼッション差の大接戦となったが、勝負所で粘りきれず惜敗を喫した。■ シーホース三河 鈴木 貴美一 ヘッドコーチ …

 豊橋市総合体育館で行なわれた今年3度目の「三河ダービー」、三遠ネオフェニックスvsシーホース三河。最終Qの残り1分半までワンポゼッション差の大接戦となったが、勝負所で粘りきれず惜敗を喫した。

■ シーホース三河 鈴木 貴美一 ヘッドコーチ 試合後コメント

 

 入り方は点数も取れてディフェンスも頑張って非常に良かったと思うんですが、後半ポイントカードがファールしてから急にリズムが悪くなって点数が入らない状況になりました。ディフェンスはトータル40分を通して頑張ったと思うんですが、勝負所でボールが止まっていたり、ミスがあったり、ディフェンスリバウンドを取らなかったり、これは誰がということではなく全員です。

 やっぱりみんなで取らないといけないところを取らない。そういうところの差が最後にでました。非常に残念な試合です。もっと気迫を全面的に出してやらないといけなく、そういう単純なところで今日はやられたと思います。

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1Q 三遠13–21 三河

堅守からリズムを生み、バランス良く得点

スターティング5は、#3ミークス、#5バッツ、#11熊谷、#14金丸、#30岡田。

前節の千葉戦で負傷退場した#14金丸がステップバックしてフェイダウェイを沈めて先制。金丸らしいプレーでファンを安心させる。
三遠#5川嶋、#45マクドナルドの得点で先行されるが、#11熊谷を中心にハードなディフェンスで約4分半を無失点に封じると、#3ミークスを起点にオフェンスを展開。開始5分に#3ミークスがファストブレイクを決めてリードを奪うと、ゴール下への鋭いパスで#5バッツのバスケットカウントをお膳立て。ポストアップからフリースローで加点し、#5バッツとのホットラインでゴール下を沈めて三遠を引き離す。
さらに#30岡田が身体をぶつけながらシュートをねじ込みバスケットカウントを成功させると、#14金丸もハンドオフから3Pシュートを沈めて二桁リードを奪う。

2Q 三遠26–34 三河 (三遠13–13 三河)

バッツがインサイドを制圧 10得点14リバウンドのダブルダブル

スタートは、#3ミークス、#5バッツ、#11熊谷、#14金丸、#30岡田。

#5バッツのオフェンスリバウンド、パワーアタック、#30岡田がアタックからダブルクラッチを決めてリードを再び10点に広げる。
三遠#22シモンズ、#45マクドナルドの反撃で3点差に迫られるも、その後はお互いにスコアが伸ばせない我慢比べが続く。残り1分に#30岡田が強気なドライブからタフショットをねじ込んで均衡を破ると、#4狩俣が3Pシュートで続き、ディフェンスでも#4狩俣がルーズボールに飛び込んで三遠のラストオフェンスを封じて、良い流れで前半を終えた。

3Q 三遠48–48 三河 (三遠22–14 三河)

三遠の猛追に逆転を許すも、振り出しに戻して最終Qへ

スタートは、#3ミークス、#5バッツ、#11熊谷、#14金丸、#30岡田。

後半も#14金丸の連続得点で幸先良くスタートするが、三遠#5川嶋、#15鈴木にドライブから得点を重ねられ、2点差まで追い上げられる。#5バッツがパワープレーでリードを保つが、ターンオーバーが相次いで好機を逃し、残り3分半三遠#45マクドナルドの連続得点で逆転を許す。三遠の流れが続く苦しい展開の中、#30岡田、#12西川の3Pシュートで立て直し、48-48の同点で最終Qを迎えた。

4Q 三遠71–66 三河 (三遠23–18 三河)

熊谷の連続3Pシュートで1点差に迫るも、終盤に振り切られる

スタートは、#5バッツ、#11熊谷、#12西川、#24加藤、#46生原。
三遠が先行してはすぐに三河が追いつき、意地の競り合いが続く。一時は5点のビハインドを背負うが、#30岡田のアタックからのフローター、#11熊谷の連続3Pシュートで、残り2分に1点差まで追い詰める。しかし三遠#45マクドナルドに連続得点を許し、そのまま振り切られた。