スウェーデン・バスタッドで開催された「エリクソン・オープン」(WTAインターナショナル/7月18~24日/賞金総額25万ドル/クレーコート)の決勝で、第6シードのラウラ・シグムンド(ドイツ)が予選勝者のカテリーナ・シニアコバ(チェコ)を…

 スウェーデン・バスタッドで開催された「エリクソン・オープン」(WTAインターナショナル/7月18~24日/賞金総額25万ドル/クレーコート)の決勝で、第6シードのラウラ・シグムンド(ドイツ)が予選勝者のカテリーナ・シニアコバ(チェコ)を7-5 6-1で下し、初めてのWTAタイトルを獲得した。  同国のユリア・ゲルゲス(ドイツ)が準決勝で腰の故障のため途中棄権し、試合を終えずして決勝行きを決めたシグムンド。この決勝では厳しい第1セットを切り抜けたあと、第2セットではすべてをコントロール下において、83分で試合を締めくくった。シグムンドはファーストサービスからのポイントの75%を取り、試合を通して相手にブレークポイントを握られたのは1度だけだった。  「この大会は私のお気に入りのひとつなの。ここで優勝できるなんて信じられないわ」とシグムンドは試合後、顔を輝かせながら言った。 「ここではどういうわけか、いつもいいプレーができていた。たぶん、ここが本当に好きで、オフコートでも楽しめていることと何か関係があるのだと思うわ」。  リオデジャネイロでオリンピック・デビューを遂げる日を待つばかりとなったシグムンドは週明けのランキングで32位に上がることが予想されており、これによってシード選手として全米オープンに臨むことができる。

 92位のシニアコバもまた、WTAの初タイトルをかけてこの決勝に挑んでいた。(C)AP