アメリカ・ワシントンDCで開催された「シティ・オープン」(WTAインターナショナル/アメリカ・ワシントンDC/7月18~24日/賞金総額25万ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第7シードのヤニナ・ウィックマイヤー(ベルギー)が…

 アメリカ・ワシントンDCで開催された「シティ・オープン」(WTAインターナショナル/アメリカ・ワシントンDC/7月18~24日/賞金総額25万ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第7シードのヤニナ・ウィックマイヤー(ベルギー)がローレン・デービス(アメリカ)を6-4 6-2で破り、キャリア5度目のタイトルを獲得した。

 26歳のウィックマイヤーはシングルスで優勝する前に、モニカ・ニクレスク(ルーマニア)とペアを組んだダブルスでも優勝しており、今シーズン単複制覇を果たした3人目の選手となった。

 ダブルスは土曜日の決勝で日本の青山修子(近藤乳業)/尾﨑里紗(江崎グリコ)のペアを6-4 6-3で下して優勝している。

「週末に勝ってトロフィーを掲げるというのは素晴らしい気分よ」とウィックマイヤー。「ましてや、2つのトロフィーを掲げられるなんて素晴らしい週だったわ」。

 彼女はこのワシントンには2013年大会に一度だけ出場し、そのときは1回戦敗退だった。それが今回、2度目の出場で単複タイトルを獲得した。彼女のこれまでのグランドスラムでの最高成績は、2009年の全米オープンでのベスト4だ。

 ウィックマイヤーは非常に暑い中、単複をプレーしたことについて、決して簡単なことではなかったと話している。

 「精神的にも肉体的にも厳しい戦いだったわ」とウィックマイヤー。「毎日強くあらねばならなかったから、週末には疲れを感じてプレーしていた」。

 世界122位で22歳のデービスは、これがツアーで初めての決勝だった。このワシントンでは4試合に勝って決勝に進んだが、彼女はこれまでにツアーレベルの大会のメインドローで3試合以上に勝ったことがなかった。

 「キャリアで初めて決勝をプレーするときに、どんなふうに感じるのか私にはわかるわ」とウィックマイヤー。「それは簡単なことではないのよ」。(C)AP