サッカーイングランド代表の監督に就任したサム・アラダイス氏が、代表監督として初めての記者会見に臨んだ。会見ではアラダイス監督のこれまでの経歴が改めて見直された。監督として20年以上のキャリアを持つアラダイス氏だが、過去に大きなタイトルを獲得…

サッカーイングランド代表の監督に就任したサム・アラダイス氏が、代表監督として初めての記者会見に臨んだ。会見ではアラダイス監督のこれまでの経歴が改めて見直された。

監督として20年以上のキャリアを持つアラダイス氏だが、過去に大きなタイトルを獲得したことはない。イングランド・プレミアリーグ、FA杯、キャピタルワン杯の優勝トロフィーやカップには縁がなかった。

「トロフィーやカップを勝ち取ったことがないという話になれば、残念ながらプレミアリーグの頂点へ行く本当のチャンスはなかった」

その代わりと言っては何だが、資金的に恵まれない下位クラブを率いて2部降格を免れる術には長けていた。種類は違えど、タイトル獲得にも引けをとらない実績だとアラダイス監督は胸を張る。

「この数年の私の成果に目を向ければ、クラブを降格から救ったりした。これは大きな成果であり成し遂げるのは大変なことだ。FA杯やキャピタルワン杯やリーグを制するのと同じカテゴリーではないが、今日プレミアリーグ残留を決めてクラブの財政状況を確実なものとするのは非常に重要なことであり、時には難しいタスクとなるものだ」