「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/3月19~30日/ハードコート)の大会5日目、女子シングルス3回戦で第1シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が第27シードのシェイ・スーウェイ(台湾…

「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/3月19~30日/ハードコート)の大会5日目、女子シングルス3回戦で第1シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が第27シードのシェイ・スーウェイ(台湾)と対戦。第1セットは6-4で大坂が先取した。

両者は過去に2回対戦しており、大坂の2勝0敗。しかし、いずれもフルセットにもつれる戦いとなっており、直近の対戦である今年の「全豪オープン」では5-7、6-4、6-1で逆転しての勝利だった。トリッキーなプレーで相手を翻弄する戦術家でもあるスーウェイに対し、見事勝利を挙げることができるのか、期待がかかる。

第1セットはスーウェイのサービスゲームから始まった。第2ゲームでいきなりラブゲームでのブレークを喫した大坂。直後に0-40とブレークバックの大きなチャンスを作ったが、スーウェイのサービスゲームを破ることができず、序盤3ゲームを落とした。

努めて冷静な表情を見せる大坂は、第4ゲームをキープして流れを取り戻そうとする。しかし第5ゲームでもチャンスを作らせてもらえずにラブゲームでキープされると、ジェンキンスコーチを呼んでオンコートコーチングを行った。ジェンキンスコーチからは「もっと試合に入り込めるように身体を動かし、リズムを作ろう」といった言葉が大坂に伝えられていた。

そして第7ゲームで再び大坂が30-40とブレークポイントを握る。スーウェイに左右に振られながらも食らいつくと、最後はスーウェイのショットがネットにかかり、大坂がブレークバックに成功した。

直後の第8ゲームで大坂は左膝の裏あたりを気にして手で軽く叩いたり、屈伸をしたりする様子が見られたが、大きな心配はなさそうで、このゲームをキープしてゲームカウント4-4と並んだ。

すると第9ゲームでサーブが少し乱れ始めたスーウェイに対し、大坂はまたも30-40とブレークポイントを握る。一旦はしのがれたが、デュースの末にブレークに成功し、1ブレークアップと先行した。

そしてサービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲームをしっかりとキープした大坂が6-4で第1セットを先取した。

試合は2セットを先取した方が勝利の3セットマッチ。現在第2セットに進んでいる。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「マイアミ・オープン」での大坂なおみ

(Photo by Michael Reaves/Getty Images)