23日、平成最後の第91回選抜高校野球大会が甲子園球場で開幕した。大会初日にもかかわらず、早速2人の投手が快投を見せた。…
23日、平成最後の第91回選抜高校野球大会が甲子園球場で開幕した。大会初日にもかかわらず、早速2人の投手が快投を見せた。
まずは第2試合。高松商の3年生エース・香川卓摩投手が7回まで13奪三振、4安打完封で関東大会準優勝・春日部共栄を破った。香川は身長165cmと小柄だが、ストレートと変化球を巧みに使い分け、相手打線を翻弄した。2回と6回に奪ったアウトはすべて三振。四国の古豪が、第1回(大正13年)、第32回(昭和35年)に続き、“3元号連覇”へ向けた好スタートを切った。ちなみに第32回大会の決勝の相手は米子東。約60年ぶりに両者は相見えることになるのか、こちらも併せて注目だ。
あと一歩及ばなかった春日部共栄は2018年秋、花咲徳栄や浦和学院など群雄割拠の埼玉県大会を制したチーム。エース兼4番・村田賢一投手を擁し、堂々たる成績を残してきた。決して“ダさいたま”などではない。
続く第3試合は今大会屈指の好カード。世代ナンバーワンの呼び声も高い星稜・奥川恭伸投手が、タレント揃いの優勝候補・履正社を封じた。自己最速151kmをマークし、奪った三振は17個。直球とスライダーを武器に、相手に的を絞らせなかった。昨年の夏は済美戦で途中降板。負けて涙を流した。あの日から半年。悔しさを悔しいままで終わらせず、甲子園の魔物を味方にしてみせた。
履正社は昨秋11本塁打を放った強力打線が武器。大阪は激戦区のひとつだが、夏に必ず戻ってくることを誓い、聖地を後にした。