「ATP1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月20~31日/ハードコート)の大会3日目、男子シングルス2回戦で第5シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界44位のドゥサン・ラヨビッチ(セ…

「ATP1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月20~31日/ハードコート)の大会3日目、男子シングルス2回戦で第5シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界44位のドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)と対戦。6-2、2-6、3-6で錦織が敗れ、2回戦敗退となった。試合時間は1時間55分。

第1セット、錦織は第6ゲームをラブゲームでブレークすると、第8ゲームでも再びラヨビッチのサービスゲームを破る。このセットではラヨビッチにブレークポイントを握られることなく錦織が6-2で第1セットを先取する。

第2セットになると、錦織のファーストサービスの確率が落ち始める。さらにラヨビッチがかなり後ろに取っていたポジションを前にしたことに錦織が対応しきれない場面も出始め、第3、第5ゲームでブレークを喫してしまう。錦織は第6ゲームでブレークバックするも、第7ゲームで再びブレークを喫し、2-6で第2セットを落とした。

第3セットになると錦織はサーブの調子を取り戻し、このセットだけでファーストサーブの確率を70%に上げてくる。しかし、第7ゲームでラヨビッチにブレークポイントを握られると、痛恨のダブルフォルトをしてしまい、1ブレークダウンとされた。続く第8ゲームで錦織は2本のブレークポイントを握ったがしのがれてしまい、第3セットを3-6で落として2回戦敗退が決まった。

錦織のアンフォーストエラーの数は第1セットが8本、第2セットが10本、第3セットが18本、合計36本と非常に多く、ラヨビッチの合計19本の倍近いミスをしてしまった。同大会では2016年に準優勝を果たしていた錦織だが、2011年の2度目の出場以来となる2回戦敗退を喫することとなった。

勝利したラヨビッチは、第27シードのニック・キリオス(オーストラリア)とアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)の勝者と3回戦で対戦する。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 インディアンウェルズ」での錦織

(Photo by Sean M. Haffey/Getty Images)