2019年FIAヨーロッパラリー選手権は、3月21日、ポルトガル領アゾレス諸島のサンミゲール島、ポンタデルガダを拠点とするラリーアゾレス(グラベル)で開幕。この日は予選に続き、レグ1のセクション1に設定された3SS・24.38kmの走行が行われ、2018年チャンピオンのアレクセイ・ルキヤナク(シトロエンC3 R5)が首位に立った。しかし、ERC1ジュニア部門で首位に立つピエール・ルイ・ルーベが3.1秒の僅差で追っている。

ルキヤナクは、この日の3SS全てをベストタイムで揃えたが、チームOSCAROの支援を受ける期待の若手、ルーベはルキヤナクのペースにくらいつき、一時はルキヤナクとの差を0.1秒にまで詰め寄る健闘を見せている。

一方のルキヤナクも、この日最後のステージ向かって不安を抱え始めていた。ダッシュボード周りのボタンが完全には機能しなくなっていたのだ。この日を終えて「すごく安心した」と語るルキヤナクは今季、マシンをフォード・フィエスタR5からシトロエンC3 R5にスイッチしている。
「このマシンでも自分は速く走れるのか、ずっとすごく不安を感じていた。ステージではとても慎重に臨んだ。ブレイクが長かったし、ラリー前に新しいマシンで走行したのは40kmだけだったからね。でも、全てがうまく回った。ミスもほぼなかった」

一方、2019年はシュコダ・ファビアR5にスイッチしたコルシカ出身のルーベは、自分のペースに「驚いた」とコメント。
「最初のループはいい内容になった。難しくてすごくスリッパリーだったし、タイヤチョイスも今ひとつだった」とルーベ。
「でも、最終的にはルキヤナクとそれほど離れていないので、明日はもう少しプッシュしていきたい。昨年はいろいろスムーズには行かなかったので、この順位でも悪くはない。とてもいいフィーリングだし、喜びも感じている。こんな気持ちは久しぶりだから、いい感じだね」





3番手には、2016年の今戦のウイナーで、地元の英雄、リカルド・ムーラが付けているが、ToksportWRTのクリス・イングラムとの差は1.9秒。イングラムはERC1ジュニアでは2番手につけているが、SS1でパンクを喫している。





ERC2ではセルゲイ・レメンニク、ERC3ジュニアはペドロ・アンチューンがトップに立っている。









22日に走行するレグ1セクション2には、7SS・91.55kmが設定されている。

ERCアゾレス暫定結果(レグ1セクション1終了時点)
1. A.ルキヤナク(シトロエンC3 R5) 18:44.1
2. P.ルーベ(シュコダ・ファビアR5) +3.1
3. R.ムーラ(シュコダ・ファビアR5) +8.0
4. C.イングラム(シュコダ・ファビアR5) +9.9
5. M.グリエベル(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5) +10.4
6. L.ハバイ(シュコダ・ファビアR5) +11.6