次戦「ATP1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月20~31日/ハードコート)に出場予定の錦織圭(日本/日清食品)。現地でイベントに参加し、自身がフロリダにやってきた幼少期の思い出を話した。大会公式サイトによると、イベントには南フロ…

次戦「ATP1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月20~31日/ハードコート)に出場予定の錦織圭(日本/日清食品)。現地でイベントに参加し、自身がフロリダにやってきた幼少期の思い出を話した。

大会公式サイトによると、イベントには南フロリダにいる恵まれない地域から来た子供や、英語を話せずアメリカに来たといった子供たちが参加。

錦織は2003年、14歳となる年にフロリダ州にあるIMGアカデミーへテニス留学。まだあどけなさも残る少年が、遠く離れた日本から単身異国の地に渡るという大変な挑戦を、次のように振り返った。

「僕は小さい頃引っ越してきましたが、最初の頃は本当にホームシックになりました。文化が違い、誰も知っている人がいない中で英語も話せませんでした」

それでも来る日も来る日も練習に励んだという錦織。「とにかく練習に打ち込みました。朝の6時から夜の19時まで。そして楽しむ方法を見つけたんです」

しばしば世界最高のアカデミーの一つに挙げられるIMGアカデミーを拠点に、その後世界のジュニアサーキットを転戦した幼き日の錦織。今では誰もが知る、世界トッププレーヤーの一人となった。

そんな思い出の地フロリダ州で行われる今大会「ATP1000 マイアミ」。錦織が多くの子供たちに力を与えるプレーを見せてくれることに期待したい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 インディアンウェルズ」での錦織

(Photo by Yong Teck Lim/Getty Images)