2019年3月16日、神奈川県藤沢市・鵠沼海浜公園スケートパークにおいて、スケートボードパーク種目の競技日本一を決める大会「ブルボンPresents日本オープンJSFパークスタイルコンテスト」が行われ、女子は岡本碧優(おかもと・みすぐ)、男子は笹岡健介がパーク王者の栄冠を手にした。


岡本碧優 photo by tabasa


笹岡健介 photo by tabasa

女子では「Vans Park Series Asia Continental Championships」優勝の小川希花、「FLAKE CUP2017」レディースクラス優勝の開心那(ひらき・ここな)、男子では「2019日本オープン・ストリート選手権」優勝の池田大亮やスノーボード「2014年ソチオリンピック」、「2018年平昌オリンピック」銀メダリストの平野歩夢ら強豪が出場し、ハイレベルな争いが繰り広げられた。


池田大亮 photo by tabasa

岡本が小川との接戦を制す

女子決勝では、岡本と小川が互いに高得点を連発、ラストランで小川が52.80ポイントを叩き出し、岡本を追い抜いたかと見えたが、岡本も負けじとラストランで53.10ポイントを記録し、1位の座を守り抜き見事優勝を果たした。小川は準優勝、開は48.80ポイントで3位となった。


開心那 photo by tabasa


小川希花 photo by tabasa

笹岡が貫禄の滑りで優勝を勝ち取る!「二刀流」平野は3位

男子決勝では、1本目から笹岡が渾身の滑りで72.40ポイントをマークし、その日の最高得点で首位につける。ゲームは笹岡を追いかける形勢となり、2本目終了時点では永原悠路が66.90ポイントで2位、平野歩夢が66.87ポイントで3位、池田大亮が66.80ポイントで4位。じわりじわりと各選手追い上げを見せ、勝負はラストランに託された。運命のラストラン。笹岡は果敢に挑戦するも52.40ポイントでベストスコアを塗り替えるには至らず、残りの選手のポイント次第で順位が決まる格好となった。その後、永原、平野、池田と逆転を狙うもそれぞれ自身のベストスコアを更新することは叶わず、優勝は笹岡、準優勝は永原、3位は平野に決まった。池田は惜しくも0.07ポイント差で平野の得点を上回ることができず、4位となった。


永原悠路 photo by tabasa


平野歩夢 photo by tabasa

優勝コメント

女子優勝:岡本碧優

最後のランで、失敗したら優勝できないかもしれないと思いドキドキしましたが、みんなの応援で勇気が出て滑りきることができました。皆さんの応援のおかげです。ありがとうございました。オリンピックでは金メダルを取ることができるように、これから練習していきたいと思っています。

男子優勝:笹岡健介

優勝できて嬉しいです。予選ではひやっとしましたが、切り替えて決勝前の公開練習で調節できたことが今回の優勝につながったと思います。決勝1本目は自分の滑りをすることができたので、2本目以降は余裕を持って対戦することができたと思います。

選手コメント

女子

準優勝:小川希花

優勝できなかったので悔しいですが、自分のランはしっかりできたので次に向けて頑張ります。優勝できるかと思いましたが、高さだったり、足りないところは色々あったと思います。点数に関しては他人がつけることなので、まずは自分の持ち味である、全てのラインを使った滑りを極めて、自分の滑りがきっちりできるように練習していきたいと思います。

3位:開心那

3位に入れたことは素直に嬉しいですが、1位じゃないので悔しさも大きいです。決勝でトリックが決まらなかったので、今後は確実にメイクしていけるようになりたいです。オリンピックに出場して、自分の目でその場所を見てみたいです。そのためにこれからも練習してきたいと思います。

男子

準優勝:永原悠路

2位になれて嬉しいです。自分はスケートボード 一筋でやっているので「二刀流」には負けたくないという思いもありました。目指すところはオリンピックです。今後も練習を積んで世界に通用するようになりたいと思います。

3位:平野歩夢

10年ぶりにスケートのコンテストに出場したのと、怪我もあり本格的な練習時間がそれほど多く取れなかったので、3位になれるとは思っていませんでした。スケートボードへのチャレンジは、国内外のレベルも高く簡単にはいかないと思っていたので嬉しいです。楽しんで滑ることができたので、結果よりもそれが次へつながればと思います。自分の「二刀流」への挑戦をみて、今後チャレンジしてくれる人が増えてくれると嬉しいです。

「ブルボンPresents日本オープンJSFパークスタイルコンテスト」結果

女子

優勝:岡本碧優 53.10ポイント
準優勝:小川希花 52.80ポイント
3位:開心那 48.80ポイント
4位:手塚まみ 47.30ポイント
5位:菅原芽依 41.90ポイント


小川希花(左)、岡本碧優(左から2番目)、開心那(中央)、手塚まみ(右から2番目)、菅原芽依(右) photo by tabasa

男子

優勝:笹岡健介 72.40ポイント
準優勝:永原悠路 66.90ポイント
3位:平野歩夢 66.87ポイント
4位:池田大亮 66.80ポイント
5位:内田琉巳 61.50ポイント


永原悠路(左)、笹岡健介(左から2番目)、平野歩夢(中央)、池田大亮(右から2番目)、内田琉巳(右) photo by tabasa

THE MOMENTS of 「日本オープンJSFパークスタイルコンテスト」


岡本碧優 photo by tabasa


内田琉巳 photo by tabasa


手塚まみ photo by tabasa


永原悠路 photo by tabasa


菅原芽依 photo by tabasa


開心那 photo by tabasa


池田大亮 photo by tabasa


小川希花 photo by tabasa


笹岡健介 photo by tabasa

「日本オープンJSFパークスタイルコンテスト」とは

「日本オープンJSFパークスタイルコンテスト」はスケートボード「パーク」種目の日本一を決める大会。今回の大会のポイントと、JRSF(一般社団法人日本ローラースポーツ連盟)が5月に開催する「第3回日本スケートボード選手権」パークでのポイントを合算し、2019年度のパーク種目「JRSF強化指定選手」が選出される予定。オリンピック出場のためには、オリンピックポイントが付与される国際大会で好成績を残す必要がある。「強化指定選手」に選出されると遠征費の援助を受けることができ、今回の大会はオリンピックへの足がかりとして重要な位置付けの大会となっている。

「パーク」とは

「パーク」はスケートボードの種目の一つ。複雑な形状の湾曲した斜面が組み合わされた窪地状のコースが使用され、持ち時間の中でトリックのオリジナリティや難易度、完成度を競う競技。40秒程の制限時間の中、複数回試技を行い最も高いポイントを採用し、優劣を競う。

大会概要

大 会 名:ブルボン Presents 日本オープン JSF パークスタイルコンテスト(読み…ブルボン プレゼンツ ニッポンオープン ジェイエスエフパークスタイルコンテスト)
主 催:一般社団法人 日本スケートボーディング連盟(JSF)
共 催:一般社団法人 日本ローラースポーツ連盟(JRSF)
特別協賛:株式会社ブルボン
協賛:Nike SB / ムラサキスポーツ / Bay FM / Element
協  力:株式会社湘南なぎさパーク
日 程:2019 年3月 16 日(土)※雨天予備日…3 月 17 日(日) 予備日も雨天の場合はコンテストキャンセル
場 所:鵠沼海浜公園スケートパーク(神奈川県藤沢市鵠沼海岸 4-4-1)くげぬまコンビプール
種 目:パーク男子・パーク女子(日本代表選手 選考ポイント対象大会)
競技方法:男子・女子共に予選40秒2トライを行いポイントの良い方の成績を採用し男子8名女子5名が予選通過 決勝では40秒3トライを行い、ベストポイントで順位を決定する
参加資格:JSF ホームページより指定期日までにエントリーを完了した選手
エントリー料:5,000 円
賞 典:各クラス1位~5位へ賞状および賞金
本大会及び 2019 年 5 月開催予定の全日本選手権の 2 戦の合算ポイントにて 2019 年度の日本代表選手が選出される。 また全日本選手権ポイント合算の前にオリンピックポイント付与対象大会が開催される場合は、本大会のポイントが 選考基準となる。

文・金子修平