マリナーズのイチロー選手(45)が17日、巨人戦にスタメン出場し、3打数無安打に終わった。これでイチローは、今春21打席…

マリナーズのイチロー選手(45)が17日、巨人戦にスタメン出場し、3打数無安打に終わった。これでイチローは、今春21打席連続ノーヒット、打率・071(28打数2安打3四球)となった。

イチローは2018年5月、会長付特別補佐に就任。当時は現役引退かと騒がれたが、本人が噂を一蹴した。2019年の春季キャンプは招待選手として参加しており、実戦は約9カ月ぶりだった。打撃を調整したが打率8分、18打席連続無安打中で日本に降り立った。

対戦相手であるジャイアンツを率いるのは、原辰徳監督(60)。かつてはWBCを共に戦った仲だ。この2人といえば2009年のWBC、特に決勝戦でのイチローの劇的タイムリーが記憶に残っている方も多いだろう。しかし、決勝前までのイチローの成績は打率.211、本塁打0本、3打点、OPS.500というもの。打率2割前半を全試合1番起用し続けた原監督の気迫が感じられるが、本人への重圧は想像を絶するものだったに違いない。

決勝戦では、9回裏まで日本がリードした中、ダルビッシュ有投手(32)が抑えとして登板。優勝への期待が高まる中、まさかの同点に追いつかれてしまう。試合は延長戦へ。ここで登場したのがイチローだった。本来なら敬遠も策の一つとして"あり"だったろう。しかし、ここまで絶不調だったイチローに対して韓国は勝負に出ることを選んだ。

そこで飛び出したのが、7球粘った結果の芸術的なセンター前ヒット。追いつかれる原因となってしまったダルビッシュのガッツポーズと合わせ、胸が熱くなった人も多いだろう。

「絶不調で迎える試合」という意味では、今回も状況が似ている。今春の打率は1割を切る中、日本開幕2連戦(アスレチックス戦)でかつての"安打製造機"は、もう一度復活を遂げられるか。「これがみんなが待っていたイチローの姿です」。あの名実況が生まれた時のように、躍動するイチローの姿を、日本中のファンが待っているはずだ。