■「ATP1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月7~17日/ハードコート)現地15日の大会9日目、男子シングルス準々決勝。第2シードのラファエル・ナダル(スペイ…

■「ATP1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月7~17日/ハードコート)

現地15日の大会9日目、男子シングルス準々決勝。第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第12シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)と対戦。7-6(2)、7-6(2)で勝利し、ベスト4進出を決めた。

この試合、ナダルはどちらのセットもタイブレークに突入する接戦を制した。第2セットではメディカルタイムアウトを取り、右膝の辺りにテーピングを施していたナダル。ここは昨シーズンに怪我をしていたところだが、棄権はせずに試合は続行された。

ATP(男子プロテニス協会)公式サイトによると、試合後には「準決勝にいけて嬉しい。僕にとって素晴らしいことで、今大会での自分のプレーに満足している」と語った。

また、第4シードのロジャー・フェデラー(スイス)は、世界67位のホベルト・ホルカシュ(ポーランド)と対戦し、6-4、6-4のストレートで勝利。同大会で2年ぶり6度目の優勝に向けまた一歩近づいた。

今大会、フェデラーは初戦から全てストレートで、タイブレークにも突入することなく勝ち上がってきている。なお、準決勝では、ナダルと約1年5ヵ月ぶりに対戦することが決まったフェデラー。AP通信によると「若い選手たちと対戦して、最終的にラファにたどり着いてワクワクしているよ」と話した。

このほか、ダブルス準決勝ではノバク・ジョコビッチ(セルビア)/ファビオ・フォニーニ(イタリア)が、第6シードのルーカシュ・クボト(ポーランド)/マルセロ・メロ(ブラジル)に6(5)-7、6-2、6-10で敗れ、決勝進出はならなかった。

■「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月6~17日/ハードコート)

大会10日目、女子シングルス準決勝。第8シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)が第23シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)と対戦。6-4、6-2で勝利し、同大会初の決勝進出を決めた。

敗れたベンチッチは、今大会4回戦では第1シードの大坂なおみ(日本/日清食品)を、準々決勝では第5シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を破っていた。

そして、第6シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)は、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場の世界60位 ビアンカ・アンドレスク(カナダ)に3-6、6-2、4-6で敗れた。

勝利したアンドレスクは、18歳の若手。ツアータイトル獲得はまだないものの、今大会へは初出場で、決勝進出という快進撃を見せている。決勝では、ケルバーとの初対戦に臨む。

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【3月15日 主な試合結果】

◆「ATP1000 インディアンウェルズ」

男子シングルス準々決勝

〇[2]ラファエル・ナダル(スペイン)7-6(2)、7-6(2) ●[12]カレン・ハチャノフ(ロシア)

〇[4]ロジャー・フェデラー(スイス)6-4、6-4 ●ホベルト・ホルカシュ(ポーランド)

男子ダブルス準決勝

〇[6]ルーカシュ・クボト(ポーランド)/マルセロ・メロ(ブラジル)7-6(5)、2-6、10-6 ●ノバク・ジョコビッチ(セルビア)/ファビオ・フォニーニ(イタリア)

◆「BNPパリバ・オープン」

女子シングルス準決勝

〇[WC]ビアンカ・アンドレスク(カナダ)6-3、2-6、6-4 ●[6]エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)

〇[8]アンジェリック・ケルバー(ドイツ)6-4、6-2 ●[23]ベリンダ・ベンチッチ(スイス)

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 インディアンウェルズ」でのナダル

(Photo by TPN/Getty Images)