「ATP1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月7~17日/ハードコート)の大会9日目、男子シングルス準々決勝で第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第12…

「ATP1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月7~17日/ハードコート)の大会9日目、男子シングルス準々決勝で第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第12シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)と対戦。7-6(2)、7-6(2)でナダルが勝利し、ベスト4進出を決めた。

勝利したナダルは、準決勝で第4シードのロジャー・フェデラー(スイス)と対戦する。ナダルVSフェデラーは2017年10月の「ATP1000 上海」以来約1年5ヵ月ぶり。過去の対戦成績はナダルの23勝15敗だが、現在は5連敗中。39回目の対決の行方が注目される。

第2セットはハチャノフのサービスから。第1セットを先取したナダルは、第3ゲームでブレークポイントを握ったが、ここはハチャノフにしのがれてしまう。

第3ゲームを終えたところでナダルがメディカルタイムアウトを取り、右膝の辺りにテーピングを施していた。ここは昨シーズンに怪我をしていたところだが、棄権はせずに試合は続行された。

そして第5ゲームでナダルが再びブレークポイントを握る。今度はハチャノフのショットがサイドに大きくアウトになり、ブレークに成功。このゲームが終わった後もトレーナーがナダルのところに来て、短い時間ながらもマッサージをしていた。ナダルがメディカルタイムアウトを取る前と後ではサーブのスピードが時速15kmほど落ちている。

第6ゲーム、ナダルは自身のダブルフォルトで30-40とピンチを迎えたが、ラリーの末にしのいでデュースに持ち込む。しかしここでナダルのドロップショットが痛恨のミスショットとなると、続くプレーでナダルのショットがロングになり、ブレークバックを喫してしまった。

ゲームカウント3-3となってからはお互いにキープが続く。そしてゲームカウント4-5で迎えた第10ゲームで40-0とナダルがゲームポイントを握ったところから一気にハチャノフに追い上げられてしまった。ハチャノフにセットポイントを握られたが、なんとかしのいでキープし、ゲームカウント5-5とした。

続く第11ゲームでナダルは30-40とブレークポイントを握ったが、ブレークすることはできず、第2セットもタイブレークで決着をつけることに。

そして今回も先にミニブレークしたナダルがそのままポイントを奪い、7-6(2)で第2セットを連取して勝利を決めた。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 インディアンウェルズ」でのナダル

(Photo by Yong Teck Lim/Getty Images)