ツール・ド・フランス2016 第19ステージ結果【Teamユキヤ通信より】「チームは皆調子が良く、雰囲気も良い」新城幸也〝波乱のステージ”166位でゴール‼︎ツール・ド・フランスに日本人として唯一出場中の新城幸也(ランプレ・メリダ)は7月2…

ツール・ド・フランス2016 第19ステージ結果【Teamユキヤ通信より】

「チームは皆調子が良く、雰囲気も良い」新城幸也〝波乱のステージ”166位でゴール‼︎

ツール・ド・フランスに日本人として唯一出場中の新城幸也(ランプレ・メリダ)は7月22日、第19ステージを166位でゴール。チームのエースが個人総合順位を上げるなど「チームは皆調子が良く、雰囲気も良い」とレースを振り返った。

この日は序盤から逃げを狙う選手らが一気に飛び出し、後続は大きなタイム差を与えさせないため、常に追いかけるようなハイスピードの山岳ステージとなった。

 逃げには新城のチームメイト、ルイ・コスタ(ポルトガル)が入って積極的に攻め続けた。最後の超級山岳に入るとさらにアタックし、独走を試みるが、総合争いをする選手たちに飲み込まれ、逃げは終了した。

 途中、山岳に入ると雨が降ったりやんだりという天候も影響してか、落車が相次いだ。これまでステージ優勝した有力選手がリタイアし、マイヨジョーヌのクリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ)もスリップにより落車する展開に。

 そんな波乱の中、チームのエース、ルイ・メインティス(南アフリカ)は山岳での自力を見せ、ステージ4位でゴール。総合順位を8位に上げた。さらにルイ・コスタは敢闘賞で表彰台に上がり、チームとしては良い結果でステージを終えた。新城はレース後、次のようにコメントした。

 「逃げに乗りたかったが、コスタの最初のアタックで逃げが決まったので、チームとしては理想的な展開だった。後は皆でメインティスの護衛。自分は2級山岳までは調子良く集団で走ったが、下りきった平坦で集団がバラバラになり、そのまま上りに突入して、超級の上りで集団に飲み込まれた」
 「チームは皆調子が良く、雰囲気も良い。メインティスが個人総合を上げたし、ステージでも4位。コスタも残り3kmまで先頭で走って敢闘賞。残す山はあと1ステージ。最後に逃げたいな~(笑)」

 23日の第20ステージは序盤に2級、中盤には1級を2回、そして、終盤に超級1回を越える今年のツール・ド・フランス最後の山岳ステージ(146.5km)。選手らはこのステージを終えると空路でバリ近郊に移動し、最終ステージを迎える。

第19ステージ結果
1 ロマン・バルデ(フランス、アージェードゥーゼール ラモンディアル) 4時間14分8秒
2 ホアキン・ロドリゲス(スペイン、チーム カチューシャ) +23秒
3 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター チーム) +23秒
4 ルイ・メインティス(南アフリカ、ランプレ・メリダ) +23秒
5 ナイロアレクサンデル・キンタナ(コロンビア、モビスター チーム) +26秒
6 ファビオ・アール(イタリア、アスタナ プロチーム) +28秒
7 ダニエル・マーティン(アイルランド、エティックス・クイックステップ) +28秒
8 ヴァウテル・プールス(オランダ、チーム スカイ) +36秒
9 クリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ) +36秒
10 リッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシングチーム) +53秒★166 新城幸也(日本、ランプレ・メリダ) +31分28秒

個人総合(マイヨジョーヌ)
1 クリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ) 82時間10分37秒
2 ロマン・バルデ(フランス、アージェードゥーゼール ラモンディアル) +4分11秒
3 ナイロアレクサンデル・キンタナ(コロンビア、モビスター チーム) +4分27秒
4 アダム・イェーツ(イギリス、オリカ・バイクエクスチェンジ) +4分46秒
5 リッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシングチーム) +5分17秒
6 ファビオ・アール(イタリア、アスタナ プロチーム) +6分0秒
7 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター チーム) +6分20秒
8 ルイ・メインティス(南アフリカ、ランプレ・メリダ) +7分2秒
9 ダニエル・マーティン(アイルランド、エティックス・クイックステップ) +7分10秒
10 バウケ・モレマ(オランダ、トレック・セガフレード) +7分42秒
★117 新城幸也(日本、ランプレ・メリダ) +3時間31分16秒