ツール・ド・フランス2016 第20ステージ結果【Teamユキヤ通信より】新城幸也は最後の山岳で苦戦も最終ステージへ「リオ五輪へ最高の練習ができた」‼︎ ツール・ド・フランスに日本人として唯一出場中の新城幸也(ランプレ・メリダ)は7月23日…

ツール・ド・フランス2016 第20ステージ結果【Teamユキヤ通信より】

新城幸也は最後の山岳で苦戦も最終ステージへ「リオ五輪へ最高の練習ができた」‼︎

 ツール・ド・フランスに日本人として唯一出場中の新城幸也(ランプレ・メリダ)は7月23日、第20ステージを首位に30分8秒差の114位でゴールし、総合順位は117位につけた。いよいよ最終ステージに向かい、6度目の完走を目指す。

翌日のパリでの最終日を前に、実質総合優勝や各賞が決まる第20ステージ。時より激しい雨が降る中、厳しい山岳ステージで序盤からハイスピードなレースとなった。

 チームの仕事として、新城が守り続けてきたエースのルイス・マインティスは、この日14位でゴール。総合8位と、目標のトップ10入りを濃厚にした。 

 新城はステージ114位、総合117位でゴールした後、次のようにエースを振り返った。 「今日のコンディションが、このコースで逃げに入れる状態ではなかった。昨日までは良く足が動いていたので、今日は最後に逃げを狙いたかったが、最初の2級で大きく遅れてしまい、次の1級で追いついたが、補給所後の1級では残り50kmも残して大集団の中へと下がってしまった」
 「雨と寒さ(ガーミンで9度)でレース後半は苦しんだ。 これで今年のツールが終わってしまったと言うのが正直な感想かな。 最終週はたくさん苦しんだので、オリンピックには最高の練習になったと思う。 明日はシャンゼリゼを楽しみたい」と8月のリオデジャネイロ・オリンピックについて話した。

 総合首位争いは、クリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ)がライバルとのタイム差を堅実に守り、2年連続3度目のツール優勝を濃厚とした。空路でバリ近郊に移動し、24日の最終ステージで無事にシャンゼリゼにゴールすれば、新城は6度目のツール・ド・フランス完走を果たすことになる。

第20ステージ結果
1 ヨン・イサギレ(スペイン、モビスター チーム) 4時間6分45秒
2 ハルリンソン・パンタノ(コロンビア、イアム サイクリング) +19秒
3 ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、アスタナ プロチーム) +42秒
4 ジュリアン・アラフィリップ(フランス、エティックス・クイックステップ) +49秒
5 ルイ・コスタ(ポルトガル、ランプレ・メリダ) +1分43秒
6 ロマン・クロイツィゲル(チェコ、ティンコフ) +1分44秒
7 ウィルコ・ケルデルマン(オランダ、チーム ロットNL・ユンボ) +49秒
8 ホアキン・ロドリゲス(スペイン、チーム カチューシャ) +3分24秒
9 ダニエル・マーティン(アイルランド、エティックス・クイックステップ) +4分12秒
10 ロマン・バルデ(フランス、アージェードゥーゼール ラモンディアル) +4分12秒
★114 新城幸也(日本、ランプレ・メリダ) +30分8秒

個人総合(マイヨジョーヌ)
1 クリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ) 86時間21分40秒
2 ロマン・バルデ(フランス、アージェードゥーゼール ラモンディアル) +4分5秒
3 ナイロアレクサンデル・キンタナ(コロンビア、モビスター チーム) +4分21秒
4 アダム・イェーツ(イギリス、オリカ・バイクエクスチェンジ) +4分42秒
5 リッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシングチーム) +5分17秒
6 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター チーム) +6分16秒
7 ホアキン・ロドリゲス(スペイン、チーム カチューシャ) +6分58秒
8 ルイ・メインティス(南アフリカ、ランプレ・メリダ) +6分58秒
9 ダニエル・マーティン(アイルランド、エティックス・クイックステップ) +7分4秒
10 ロマン・クロイツィゲル(チェコ、ティンコフ) +7分11秒
★117 新城幸也(日本、ランプレ・メリダ) +3時間57分6秒